2011年02月03日

畠中恵「ゆんでめて」

ゆんでめて

 畠中恵 著
 「ゆんでめて」しゃばけシリーズ9
 (新潮社)



長崎屋の若だんな・一太郎は最初、弓手、つまり左へ行こうとしていた。なのに、右へと駆けて行ったのだ。その後、火事で付喪神の屏風のぞきを失ってしまった。大事な友を取り戻すために一太郎は様々な方法を試すのだった−「ゆんでめて」他「こいやこい」「花の下にて合戦したる」「雨の日の客」「始まりの日」計5編収録


“ゆんで”というのは漢字では“弓手”と書き、左のことで、“めて”は漢字では“馬手”と書き、右のことだそうです。

兄に赤ちゃんが生まれたので、お祝いを持って兄の店を訪ねるところだった一太郎。途中で何か不思議な物を見かけた気がして突然、追いかけました。

でもなぜか“ゆんで”に向かうつもりが、“めて”へ・・。そこから話は始まるのですが、一太郎にとって大事な友となった屏風のぞきが火事の影響で弱ってしまい、とうとういなくなってしまうのでした。


今回の話は、しばらく流れについていけない感じがしました。いきなり屏風のぞきがいなくなった・・ということになっていて、でも原因がわからないまま話が進むんですあせあせ(飛び散る汗)

そしてわからないまま次の「こいやこい」へ。

それぞれの話の冒頭に、兄の子どもが何歳になったとか、○○に出会ってから何ヶ月とか書かれていて、時の流れがわかるようになっています。

ただ、時の流れは順番ではなく、進んだり戻ったりしてちょっと混乱ぎみに・・。

でも、どうやったら屏風のぞきが助けられるのか?一太郎の必死な気持ちが伝わってきて、応援しているうちに話に引き込まれ、あっという間に読めました。


一太郎は相変わらず寝込んでいますけど、起きて活躍する時間も増えましたし、少しずつ大人になっているな〜と(まあ、年齢的には大人なんですけど)実感できました。

これからも楽しみなシリーズです。


<しゃばけシリーズ>
「しゃばけ」
「ぬしさまへ」
「ねこのばば」
「おまけのこ」
「うそうそ」
「ちんぷんかんぷん」
「いっちばん」
「ころころろ」


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posted by DONA at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:畠中恵
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