大沢在昌著 「新宿鮫」
(光文社文庫)
前から気になっていたシリーズ。短編でお試しした所、面白かったので読んでみることに・・。初めての作家さんです。(短編を入れると2回目ですけどね

新宿署の鮫島は、単独で捜査し犯罪者に気付かれないうちに接近している・・ということで“新宿鮫”と呼ばれ恐れられていた。歌舞伎町などで警官が連続して射殺される事件が発生し、新宿署では犯人逮捕に全力を挙げていた。鮫島も捜査本部に異動を命じられたがそれを断り、それまで捜査を続けていた銃密造の天才・木津を追っていた。やっとアジトを見つけたが、罠にかけられ絶体絶命に・・。
警察小説らしい話でした。ハードで・・。私は好きでしたね〜。こういう警察の細かい話ってやっぱり好きです

ただ、男性同士の記述とか鮫島と恋人・晶の細かい記述はちょっと・・

でも恋人との様子は鮫島の人物像を語る上では必要だったのか?とも思いますけど。次からは少なめでお願いしたいです。
鮫島は、過去に警察組織に逆らう動きを見せたせいで孤独になりました。キャリアとして警察に入り、出世は間違いないという立場だったのに全てを捨て去ることになったのです。
すごい転落人生・・・。一人で必死で捜査をする様子はちょっと痛々しいくらい。
でも、上司や恋人にさり気なく支えられ、自分の信念を貫くことができているのはちょっと羨ましい部分もありました。
シリーズの続きも楽しみになるような一冊目でした。
ただ一つ気になる所もあるんですけどね。捜査をほんの少しとはいえ撹乱したあの人は逮捕されないままで良いのか・・? ← 読んでいない方にはわかりませんね。すみません。
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パトリシア・コーンウェル著「核心 (上)」
スカーペッタ最新刊。
タグ:大沢在昌
>次からは少なめでお願いしたいです。
自分では気が付きませんでしたが、言われてみれば、(シリーズ後半はそうでもないですが)その手のシーンは毎回あるかも。ただ、男同士はもうなかったハズ…。
「あの人」ですが、確かにどうなったんでしょうね。遺留品を回収されているので、まさか、あのままってことはないと思いますが…。私は事件解決で、すっかり忘れてしまいましたが、DONAさんスルドイですね。良い刑事になれそうです。
私は読むのが速いのではなく、ただ暇な時間が多いだけだと思いますよ〜。本によっても違いますし。1週間かかる本もありますから・・。
良い刑事になれそうですか?(笑)警察小説を読んでいると「なりたくない!」って思ってしまいますが。とりあえず、死体と対面するのは無理!
続きも読むのが楽しみです。