菊地秀行著 「D-ダーク・ロード2」
吸血鬼ハンター11
(ソノラマ文庫)
ギャスケル将軍の移動領地に入ったDたちに襲いかかったのは、ギャスケル将軍に招かれた残忍な貴族たちだった。将軍の復活と共に彼らもまた復活し、Dを斃すために集められたのだ。死煙や恋針を操るローランサン夫人や装甲甲冑で身を包んだゼノン公らが襲いかかってきて、Dは苦戦を強いられてしまう。
ロザリアがギャスケル将軍の城へ連れ去られ、Dは様子を見に行くのですが、その間に輸送隊のメンバーの元へも刺客が放たれます。
そして死闘の末、ジュークが“死人の爪”という毒をもった爪にやられてしまい、命の危険がせまります。その毒を消すための薬草がギャスケル将軍の城の庭にある・・ということで、Dを雇い、取りに行ってもらうことに。
「貴族を倒すことが仕事で、お前らが毒にやられようと知ったことじゃない」なんてことを言いながらもさり気なく「お前が俺を雇うなら薬草を取って来てもいいよ」なんて優しいことも言い、結局助けるわけです

単身で最強の貴族の元へ乗り込むわけですから、当然、一筋縄ではいきません。仮死状態になるし、左手とも別れることになるし、本当に大変な状態に。
輸送隊のメンバー三人の個性が少しずつ出て来て、中でも意外と博識なセルゲイは、Dの左手が好きなタイプ。左手の要求を素直に聞いてDを助けます。
この旅はあと少し。
<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「D−双影の騎士2」
「D−ダーク・ロード1」
↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです



引き続き「夏への扉」