2010年12月07日

新潮社編「警察小説競作 鼓動」

新潮社編 「警察小説競作 鼓動

(新潮文庫)


今野敏、乃南アサに惹かれたのと、ちょっと気になる作家さんも書いていたので、お試しがてら読んでみようかな?・・と。


大沢在昌著「雷鳴
 雷鳴とどろく新宿の夜、町の隅っこにある小さなバーに1人の男が入ってきた。その客は誰かと待ち合わせしているようだった。しばらくして更にもう1人男が入ってきた。その男は新宿で知らない者はいない<鮫>だった。

 登場人物はバーテンと客の男性二人の3名のみ。舞台も小さなバー。でもそれぞれの背景が想像できるように書かれていてなかなか面白かったです。


今野敏著「刑事調査官
 マンションの屋上から転落した男性の遺体が発見された。一見、自殺に思えたこの事件を警視庁捜査一課の刑事たちは他殺と判断し、捜査を開始した。警視の谷刑事調査官(検死官)と女性心理調査官・島崎と共に犯人を追う。 

 捜査にあたるチームの一人・大島刑事は常に自信がなくて、谷警視から声を掛けられる度にドキドキしていました。そんな大島を見て谷は「必ず誰かが助けてくれる。一人じゃない。それが警察だ」と励まし、育てていきます。事件は思わぬ展開へ・・。やっぱり今野さんの作品は面白いです。


白川道著「誰がために
 元警察官の朝河信三は矢口弁護士の事務所を訪れ、ある人物の弁護を依頼した。そして語り始めた朝河の身に起きた悲しい事件・・。弁護を依頼したい人物との関係は?朝河の願い叶え、矢口は弁護を引き受けるのか?

 あらすじを書くのが難しかったです。とても深い内容でした。少年が起こした犯罪について書かれているのですが、少年に対して刑が軽すぎるのでは?と苦しむ朝河。強行犯係だった頃は被害者家族が犯人である少年に対して「自分の手で殺したい」など発言するのを聞くと「法に任せるべき」などと諭していたのですが、いざ自分の身に降りかかるとその気持ちが痛いほどわかり、警察官を続けられなくなりました。

 未来ある少年の将来をつぶしてはいけない、更生を望むべき・・ということはわかりますが、被害者やその家族たちの気持ちを思うと辛いことですよね。色々考えさせられる作品でした。


永瀬隼介著「ロシアン・トラップ
 刑事の妻の危険な逃避行「裏表紙あらすじより」

 ごめんなさい、私には合わない作品でした・・。


乃南アサ著「とどろきセブン
 これは以前読んだ「駆けこみ交番」に収録されていた話です。気付かず買った私・・ちゃんと確認しろよ!と自分に叱っておきました。


気になる作家さんは大沢さんでした。新宿鮫シリーズ、気になっているんですよね〜。この感じだと面白いかも!?と思えたので、今度一冊読んでみようかな?わーい(嬉しい顔)


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ロバート・A・ハインライン著 「夏への扉」

久々のSF作品。まだ波に乗れない感じ・・。
この記事へのコメント
私も大沢在昌、というか新宿鮫の大ファンなので、新宿鮫、オススメします!

シリーズ9作、読了していますが、どれもみんな面白いです。特に9作目の「狼花」は、それまでの集大成という感じの傑作でした。

新宿鮫第1作は、私のブログにも書きましたが、登場人物に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、後半は一気読みです。2作目の「毒猿」も凄く良い出来で、私は大好きです。

この新宿鮫の短編ですが、今野敏も入っているし、DONAさんが良く読んでいる乃南アサも入っていますね。でも、本は購入したものの、まだ読んでいません。実は私、短編って苦手なんで、積読本や再読本が多い状況の中、なかなか短編に手が出ないんです。

そういえば、先週は誕生日だったんですね。おめでとうございます。また1年、面白い本に出合えると良いですね。その候補として、新宿鮫シリーズ、オススメします!
Posted by 北旅 at 2010年12月13日 01:06
北旅さん、コメントありがとうございます。誕生日のお祝いもうれしいです!

北旅さんのブログで「新宿鮫」の感想を読んで、読みたくなったんですよ。で、本屋で目の前に現われたのがこの短編集。これは試しにちょうど良いと思ったわけです。

この本に入っている新宿鮫の短編はすっごく短いですから、あっという間に読めますよ。でも内容がギュッと濃い感じ。私は好きでした。

短編が得意な作家さんと苦手な作家さんがいますよね。読む人を選ばないと面白くないかも・・。作家さんのカラーというか雰囲気をつかむためには短編もありかな?とは思いますが。

本屋に行って「新宿鮫」シリーズ買って来ようっと!!
Posted by DONA at 2010年12月13日 11:11
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