2010年11月20日

ジャネット・イヴァノヴィッチ「私が愛したリボルバー」

ジャネット・イヴァノヴィッチ著 「私が愛したリボルバー

(扶桑社ミステリー)


以前、本屋さんで見かけたときは“ハードボイルド”な本だろう・・と思って敬遠した(そのときはハードボイルドを読む気分じゃなかった)のですが、ネットで感想を見ると実はライトなというか、笑えるミステリーだということがわかり、買ってみました。初めての作家さんです。


あたしの名前はステファニー・プラム。30歳バツイチ独身。しかも失業中。目先のお金が欲しくて、いとこのヴィニーが経営する保釈保証会社へ乗り込み、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)の仕事をもぎ取った。保釈中の身でありながら裁判にも出頭せず失踪した逃亡者を捕まえて出頭させるというハードな仕事についたあたしは、子どもの頃に因縁のある元警察官のモレリを捕まえるため行動を開始した。


読み始めのときにこのブログにもチラッと書きましたが、気になる表現が多くて何だか集中できず、読み終わるのはいつだろう??と思うくらいでした。もしかしたら、途中で読むのを放棄するかも?とまで思っていたのですが・・。

気付けば続きが気になり、次々読んでいく感じになり、後半は一気読み状態でした。


主人公のステファニーは、ちょっとヴィクに似てるのかな?と思って読み進んでいました。例えば、年齢も近い、バツイチで独身、常に金欠・・。でも、ヴィクは探偵として経験を積んでいるのに対して、ステファニーは全くの素人。やはり全然違うタイプでした。

環境も違いますしね。最後に泣きつくことができる両親や祖母がいてくれる。これは本当に大きいです。たとえ、うっとおしい母親だったとしても・・。


生活していくのも大変になったステファニー。車や家具も売ってしまい、それでも家の電話を切られてしまうほど。冷蔵庫の中は空。仕方なく両親から聞いたいとこのヴィニーの会社へ行くことに。

本当は雑用というか事務仕事に就くつもりだったのですが、それがもう決まってしまったということで、バウンティ・ハンターというハードな仕事に就きました。

逃亡者を捕まえて警察へつきだせば、かなりの金額が手に入る・・でもそれだけ危険な仕事。まあ途中「意外と簡単じゃない?」と思わせることもありましたけどあせあせ(飛び散る汗)

でもステファニーが狙うのは大物。しかも因縁があるモレリ。この人との関係を表現する部分で汚い言葉が多くてちょっと嫌になってたんですけど・・。 何度も見つけるのに捕まえることができず、挙句に巨大なボクサーに乱暴され、嫌がらせをされ、命をかけて仕事をすることになります。


まあ、後半というか残りわずかになって一気に解決!って感じで、流れ的にはどうなのかな?とも思うのですが、ライトミステリーとしてはこういう感じで良いかも。ずっと銃撃戦だったり殴り合いばかりでもね〜。

これはシリーズ化していて、結構出ているみたいです。モレリとの関係も良い感じになってきていましたし、また読んでみようかな?と思います。


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佐々木譲著「警官の血 下巻」

一気に読んだ方が良いよ・・との助言にしたがって早速読み始めました!
この記事へのコメント
ジャネット・イヴァノヴィッチ!

実はこの作家、気になっていました。
私が参考にしている某読書サイトでもオススメっぽいし、表紙のイラストや、ダジャレっぽいタイトル(邦題)の付け方も嫌いじゃないし、何と言っても、女主人公もの好きだし…。

でも、読み始めたらシリーズを全部読みたくなる私としては、すでに翻訳数も多く、何といっても、数字シリーズなので際限なく続くかもしれず(グラフトンのアルファベットシリーズなら、26までと予想できるけど)、それを考えると、積読本多数の上、読むのも遅い私としては、二の足を踏んでしまいます。

最初はDONAさんも読みにくそうな雰囲気でしたが、某読書サイトによると、どうやら1作目は登場人物の説明が多すぎて読みにくいけど、2作目以降はすごく面白いらしいので、ぜひ次作も読んで感想を教えて下さい。

わりと本の好みが似ている(と、私が勝手に思っている)DONAさんの感想を参考にしつつ、手を出すかどうか決めようと思います。(と言いつつ、多分、手を出してしまうだろうという予感、いや、覚悟ありですが。)
Posted by 北旅 at 2010年11月21日 23:23
コメントありがとうございます。

2作目以降の方が面白いんですか。それは楽しみです・・。確かにシリーズが長く続くと嬉しいけど読むのが大変で困ることもありますよね。(私にとっては吸血鬼ハンターシリーズが大変・・)

私も北旅さんと本の好みが似ているな〜と思っています。ブログも更新されていて楽しく読ませていただきました。選んでいる本も、感想も似ていますよね。私も参考にさせていただきます。

北旅さんのためにも2作目、早めに読んで感想書きます!
Posted by DONA at 2010年11月22日 11:27
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