ジョアン・フルーク著 「シュークリームは覗いている」
お菓子探偵ハンナシリーズ11
(ヴィレッジブックス)
母・ドロレスの出版記念パーティで着る予定のドレスを試着したところ、サイズが合わずダイエットをしなければならなくなったハンナ。仕方なく妹・アンドリアと共にジムに通うことに。ジムのインストラクター・ロニはたくさんの男性に色目を使うことで有名な女性。その彼女がジムで殺された。発見したのはまたしてもハンナ。今回はマイクもビルもロニと面識があったため、捜査から外されてしまい、ハンナに捜査を依頼することになったのだが・・。
一年ぶりに発売されたこのシリーズ。楽しみに待っていたので一気読みです

それでなくても忙しい毎日なのに、ジム通いまで始めることになったハンナ。でも、店の仕込みは共同経営者のリサに任せることができるのはちょっとうらやましい感じ。
今回の被害者は以前も出てきたことのある女性から見たら“嫌な奴”のロニ。女性には嫌味や皮肉を言って傷つけるのに、男性には誰かれかまわず色目を使って何とか物にしようとする・・。「いるいる、こういう女性

そんな女性が殺されたので、容疑者はいっぱい・・でもだからといって「殺したい」ほど憎んでいた人がいたのか?というとそうでもなく。
いつもだったら捜査を少し手伝う形のハンナが、今回はマイクもビルも捜査からはずされたせいで、主力となって捜査をすることに。でも、みんなハンナに捜査のイロハを教えたがり、結構うっとおしい存在になります。
まだ、プロポーズに返事をしていないハンナですが、今回はノーマンが大きくリード


殺された女性はロニという名前。で、ハンナの妹・ミシェルの彼氏の名前はロニー

英語で表記したらきっと似ていないんでしょうね。頭が「R」と「L」とか・・どっちがどっちか知りませんけど。
和訳するときに勝手に変えたらだめなんでしょうかね?

本業である“クッキー・ジャー”のことをかなり放っておきすぎな感じのする話の展開でしたが、リサが利益を得るために値上げも検討するなど、商売として成功させようという意欲が見られて、店の方も今後の展開が楽しみになりました。
続きが楽しみです。・・・一年後か〜遠いな

<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
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引き続き「風の墓碑銘 上巻」
もうすぐ読み終わります