菊地秀行著 「D−蒼白き堕天使4」
吸血鬼ハンター9
(ソノラマ文庫)
父と子の闘いは、父の圧勝で始まった。負けた男爵は、ミスカの中にいた“破壊者”を自分の身に取り込み、父に再度闘いを挑むが・・。Dは、男爵の父・ヴラドに咬まれたタエを助けるため、ヴラドを倒しに行く。Dから逃れるためヴラドは“山の民”に守られた山城へ移動する。この闘いはどのように決着するのか。
長く続いたこの話も、やっと終わりです。
大風呂敷を広げちゃった感のあった話でしたが、最後はうまく終わったな〜なんて・・上から目線ですね

最後まで飽きずに読めました。
登場人物はほぼ全滅状態・・。まあ、それはこのシリーズは大体そんな終わり方なんですけど。
女貴族のミスカも、バラージュ男爵も、タエも、本当に悲しい最期。男爵の母親も悲しい終わり方・・。
苦労した続けた旅は何だったんだ!?って怒りと共に泣けてくるような最後でした。
メイとヒュウの姉弟は再会を果たし(その後も波乱がありますが)ハッピーエンド(?)で、それだけでも救いというか、ホッとしました。
<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
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加納朋子「スペース」
もうすぐ読み終わります。