ローラ・チャイルズ著 「ホワイト・ティーは映画のあとで」
お茶と探偵9
(RHブックスプラス)
150年の歴史があるベルヴェデーレ劇場が改装され、その杮落としイベントとして、映画祭が開催されることになった。多数の有名人が招かれ、いよいよ始まる・・というときに舞台上である映画監督が殺されてしまった。たくさんの観客が見ていた中で起きた殺人事件だったが、なかなか犯人が捕まらない。セオドシアは映画祭の主催者であるティモシーに頼まれ、事件を調査することに・・。
またまた頼まれると断れないセオドシアの性格が・・。お陰でイベントでのケイタリング、パーティーの企画、準備、事件の調査、更には映画の審査員まで

とてもハードな時間を過ごします。もちろん、自分のティーショップの経営もあるわけで、事件の調査が進まないのも仕方ないかも。
とはいえ、もう少し調査はしてほしいんですよね・・。さり気なく関係者から話を聞くことはしていても、それで何か進展することもなく、容疑者だけが無駄に増える。
今回は、被害者がセオドシアと面識がない分、被害者の人柄とか人生とか、ほとんど情報がありません。「嫌な奴」と2人くらいから聞いただけ

犯人は容疑者にもあがっていなかった人物でした。でも、読んでいるとなんとなく(本当に根拠も無いからなんとなく)「この人かも」と思った人でした。
色々書いておいてなんですが、コージーらしく、美味しそうな食べ物や飲み物、そしてキレイに着飾った女性たちがたくさん出てきて、事件以外の所で楽しめる作品でした。
<お茶と探偵シリーズ>
「ダージリンは死を招く」
「グリーンティーは裏切らない」
「アールグレイと消えた首飾り」
「イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部」
「ジャスミン・ティーは幽霊と」
「カモミールティーは雨の日に」
「ブラッドオレンジ・ティーと秘密の小部屋」
「ロンジン・ティーと天使のいる庭」
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乃南アサ著「花散る頃の殺人」
面白いです。
更に、宮沢章夫著「牛への道」