菊地秀行著 「D−蒼白き堕天使1」
吸血鬼ハンター9
(ソノラマ文庫)
夜の街道でDを待っていたのはバラージュ男爵だった。「クラウハウゼン村まで護衛してほしい」と依頼をしてきた男爵に、Dは旅の間人間を襲わないこと・・という条件をつけて引き受けた。男爵は自分の父親を倒すために旅をするという。そんな旅を始めた二人を刺客が襲い掛かる。
普通は追う立場、追われる立場の二人が守り守られながら旅をすることに。
Dに護衛を頼む時点でちょっと変わった吸血鬼だということはわかりますが、この男爵は人を襲わなくても大丈夫だったり、天候が悪ければ昼間でも活動できたりします(ヨロヨロですが)。
本来なら守ってもらわなくても大丈夫なわけですが、昼間に刺客が襲ってくるため、護衛を頼んだのです。
そんな二人の旅に、同行者ができます。まず、女貴族(吸血鬼)のミスカ。貴族の世界では女性を大事にしなければならない掟があり、男爵はミスカを連れて行かざるをえなくなります。
更に、人間の子ども二人。メイとヒュウという姉弟で、軽業師をしています。
そしてタキという手品師の助手をしていた女性。
刺客が送り込んだ敵かもしれない・・という不安も残しつつ、結局しばらく共に旅を続けます。
4巻まで続くこの話。これからどんどん命がけの戦いが増え、複雑になっていきます。
<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
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引き続き「町長選挙」
もうすぐ読み終わります。