2010年07月16日

高村薫「マークスの山(下)」

高村薫著 「マークスの山)」

(講談社文庫)


連続殺人犯になかなか近づけない警察をあざ笑うかのように、次々と殺人を犯していく犯人・マークス。検察からの圧力や、捜査官同士がネタを独り占めにしようとすることで、ますます捜査は進まない・・。警視庁の合田警部補は、殺人犯を捕まえることができるのか??


ということで、下巻。上巻では、捜査員たちは全くマークスの存在にも気づいていない状態でした。

やっと存在に気づいても、行方がつかめず捜査は難航します。何よりも動機がわからない・・。

上巻はなかなか進まない捜査に、読むスピードも落ち気味でしたが、下巻に入って少しスピードアップ・・したかと思ったら、また中ほどでダウン・・たらーっ(汗) という何とも不思議な作品でした。

ハードな警察小説で、読み応えはあったのですが、最後にマークスを追い詰めてからがちょっと残念な感じでしたもうやだ〜(悲しい顔) 結末はこれしか終わらせる方法がなかったのかもしれませんけど・・。

合田警部補と元義兄の関係は清清しくて、ハードな話の中でホッとできる部分でした。

それと、警察関係者の人数が多いのも私には辛かったです。更にあだ名も付けられていて、ペコとか雪之丞とかそんな名前で呼んでみたり本名で呼んだり・・ふらふら 「えっとこれは誰だっけ?」って思うことが多かったです。関係性もわからなくなりましたし。

せっかくこんなに警察関係者を出してきて、あだ名を付けたりするのであれば、もっと個性を出してもらった方が覚えやすかったのかもしれません。

前半は、この捜査員たちの個性が事件を解決する鍵を握るのか?と思っていたのですが、後半になり、人の名前は「さらっと流しても良いか〜」と思えるようになって、混乱はマシになりました。

犯人のマークス(水沢)は生い立ちとかかわいそうな部分、同情できる部分はあるのですが、その全てを帳消しにしてしまう事件でした。


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいでするんるん

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

若竹七海著「死んでも治らない」

まだ読み始めたばかり・・。
タグ:高村薫
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/39650387
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック