奥田英朗著 「イン・ザ・プール」
(文春文庫)
最近どうも落ち込んでいてムシャクシャしていたので、スッキリしたくてネットで「笑える本」を検索してみました。で、目にとまったこの作品。初めましての作家さんです。
伊良部総合病院の地下にある神経科では、さまざまな症状で悩む患者が訪れる。ドアをノックすると「いらっしゃーい」という甲高い声に迎えられ、色白で太った伊良部一郎という怪しげな神経科医が待っている。「カウンセリングはやらないよ」といきなり言い出すこの医者。でも患者は何となく通ってしまうのだった・・。
で、笑ってスッキリできたか?というと、これが微妙で

伊良部病院神経科には様々な患者がやって来ます。プール依存症の男性、妄想癖のあるモデル、携帯電話依存症の高校生、脅迫神経症のルポライター・・。
プール依存症の男性は、始めは胃腸の調子が悪くて受診しました。ところが「ストレスだろう」と言われ、それを発散するために昔得意だった水泳をやってみることになったのですが、気づけばプール依存症に・・。治してんだか、悪くしたんだかよくわからない医者なんです。
脅迫神経症の男性は、家を出るときに「煙草の火を消したか?」ということが気になり、外出するのに時間がかかります。外出先から気になって戻ってしまうことも。そんな人に対して「ガスも気になりますよね」なんて言ってしまう医者

でもなぜかみんな通ってしまう・・。何だか憎めない感じの医者なんですよね・・。
なんなんだ?この話は・・と思っているうちに読み終わっている。そんな作品でした。
たまにはこういうのも良いかも。続けては読みたくないですけど。
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引き続き「マークスの山(上)」
まだ慣れない感じですね・・。
タグ:奥田英朗
特に「町長選挙」は面白かった!
有名人をパロってるんですよ。
あれなら笑えると思うですが‥
「空中ブランコ」の方が面白いと評判みたいなので、シリーズの続きも読んでみようかな?とちょっと迷ってたんですよね・・。
じゃあ、読んでみることにします!
「町長選挙」という本があるんですね・・。「空中ブランコ」の中に入っているのかと・・。さっき気づきました。失礼しました〜!
第3弾だったと思います。
ありがとうございます!
今度、読んでみますね〜。