荻原浩著 「誘拐ラプソディー」
(双葉文庫)
ネットで感想を読んで面白そうだったので、読んでみました。初めての作家さんです。
伊達秀吉は、借金を返せなくなり、仕事も無くし、身寄りも無く、何も無い人生に嫌気がさし、自殺しようか?と考えていた。そんなとき偶然出会った伝助が金持ちの子どもだと知り、誘拐することを思いつく。順調に思えた誘拐だったが、ヤクザやチャイニーズマフィアに追われる羽目になり・・。
知り合いに会わない場所で自殺しようとしたため、地元のことを全く知らなかった秀吉。お陰で、地元では有名なヤクザの息子を知らずに誘拐してしまいます。
伝助と名乗る男の子は、自分の家を指差して教えたため、大きな屋敷に住んでいる金持ちの息子だということだけはわかったわけです。
刑務所に入っていたときに知り合ったシゲさんから誘拐のコツを教えてもらった秀吉は、そのアドバイスにしたがって行動します。
ヤクザの息子を誘拐しているとは知らないですし、全ての行動を振り返っては「良し!


その両者の勘違いと偶然が妙に笑えて、前半は素早く読めました

ところが、後半は何だか面白さが消えてしまった感じで・・


物語なんですから、こんなものかもね〜とも思いますが。
この作家さんの作品、他のも読んでみないと好きかどうかわからない気がします。
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タグ:萩原浩
たしかに最後の方は出来過ぎですよね(笑)
荻原 浩さんは一気に読めてしまう作風がいいです。
まだまだ面白い作品ありますので…。
ネタバレになりそうだから書きませんでしたが、マフィアたちが出てきて「ますます盛り上がるぞ!」と思ったら拍子抜け・・という感じで、そこがちょっと残念でした。
確かに一気読みできますね。他の作品も読んでみようと思います。
チャイニーズマフィアが急に追わなくなるのは、確かにうまく出来すぎ・・・まぁ全体的にそういうテーマの本なのかなーと思って最後まで読んだ。
そう終わるしかないよねーという終わり方でしたな。