2010年06月30日

荻原浩「誘拐ラプソディー」

荻原浩著 「誘拐ラプソディー

(双葉文庫)


ネットで感想を読んで面白そうだったので、読んでみました。初めての作家さんです。


伊達秀吉は、借金を返せなくなり、仕事も無くし、身寄りも無く、何も無い人生に嫌気がさし、自殺しようか?と考えていた。そんなとき偶然出会った伝助が金持ちの子どもだと知り、誘拐することを思いつく。順調に思えた誘拐だったが、ヤクザやチャイニーズマフィアに追われる羽目になり・・。


知り合いに会わない場所で自殺しようとしたため、地元のことを全く知らなかった秀吉。お陰で、地元では有名なヤクザの息子を知らずに誘拐してしまいます。

伝助と名乗る男の子は、自分の家を指差して教えたため、大きな屋敷に住んでいる金持ちの息子だということだけはわかったわけです。

刑務所に入っていたときに知り合ったシゲさんから誘拐のコツを教えてもらった秀吉は、そのアドバイスにしたがって行動します。

ヤクザの息子を誘拐しているとは知らないですし、全ての行動を振り返っては「良し!手(チョキ)」と自信満々なのですが、実は結構適当で、もっと効率良い方法ありそう・・たらーっ(汗)と思うくらいです。でも、ヤクザ側は「意外とデキる犯人かも」なんて勘違いします。

その両者の勘違いと偶然が妙に笑えて、前半は素早く読めましたぴかぴか(新しい)

ところが、後半は何だか面白さが消えてしまった感じで・・バッド(下向き矢印) 全てうまくいきすぎというか・・ふらふら

物語なんですから、こんなものかもね〜とも思いますが。

この作家さんの作品、他のも読んでみないと好きかどうかわからない気がします。


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいでするんるん

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

タグ:萩原浩
posted by DONA at 17:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書:その他
この記事へのコメント
こんばんは♪

たしかに最後の方は出来過ぎですよね(笑)
荻原 浩さんは一気に読めてしまう作風がいいです。
まだまだ面白い作品ありますので…。
Posted by mizzo at 2010年07月01日 19:39
コメントありがとうございます。
ネタバレになりそうだから書きませんでしたが、マフィアたちが出てきて「ますます盛り上がるぞ!」と思ったら拍子抜け・・という感じで、そこがちょっと残念でした。
確かに一気読みできますね。他の作品も読んでみようと思います。
Posted by DONA at 2010年07月01日 22:17
真ん中くらいから中だるみ・・・
チャイニーズマフィアが急に追わなくなるのは、確かにうまく出来すぎ・・・まぁ全体的にそういうテーマの本なのかなーと思って最後まで読んだ。
そう終わるしかないよねーという終わり方でしたな。
Posted by Kumiko at 2012年10月21日 09:23
これは、深く考えながら読むとつまらない本だね。軽く笑えればそれで良いのかも。
Posted by DONA at 2012年10月21日 16:41
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/39339884
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック