榛野なな恵著 「PaPa told me 〜カフェで道草〜」
(クイーンズコミックス)
久々に発売されたこのシリーズ。相変わらずかわいい知世(ちせ)ちゃんとかっこいいお父さんの素敵な日常が書かれています。
「ヒヤシンスルーム」は、知世ちゃんの叔母である百合子ちゃんがクローゼットを整理しようとしている所から始まります。知世ちゃんと買い物に行った百合子ちゃんはあるかわいい洋服にくぎ付けになるのですが・・。百合子ちゃんが「心の中の一つの部屋に住んでいる乙女が『仕事にも普段にも使えない似合わない乙女チックな服を買え!』と叫ぶことがある」と話す部分があるのですが、この気持ち、私にもよくわかるんですよね〜。
私はファッションに興味が無いのであまり買い物とか行かないんですが、たまに行ったときに店に飾ってあるかわいい服に心を奪われることがあります。私の場合「かわいい〜欲しい!でも・・」と自分の顔を服の上にくっつけて想像して「ゲッ
百合子ちゃんは美人という設定なので、ある意味似合うのかも・・だから使わないけど買ってしまう。でも思い入れがあるから捨てられない、クローゼットの整理ができない・・・という悪循環になるんです
「バースデーボックス」は、お父さんの誕生日プレゼントを選ぶ話。お父さんが自慢で仕方ない知世ちゃんは友達の前でもやたらと褒めて自慢してしまいます
「パーティータイム」では、お母さんが作ってくれるシチューが一番というCMを見て、知世ちゃんは色々深く考えていきます。絵本のワークショップに見学に行って「お母さんじゃないと参加できない」と言われ、また考えます。なぜお父さんじゃダメなのか、世の中にはお母さんがいない子どもも多いはず。もしかしたらお父さんもいないかも。おじいちゃん、おばあちゃんと住んでいる子どももいるかも。おばちゃんやおじちゃんと住んでいるかも・・と次々考えてしまいます。
「ホリーナイト」では、クリスマスソングの歌詞を調べるため本を開いたら、中に天使の絵が描いてあるカードがありました。お母さんが昔、知世ちゃんのために入れていたカードでした。カードをもらった代わりにお父さんと二人で撮った写真を入れてお母さんに見せようとします。お父さんがひどい姿で映っていた写真だったので、お父さんは後でこっそりと上を向いて「僕は写真うつりが悪いんだよ わかってるよね」と天国のお母さんに話かけます。
お母さんが亡くなってかなりの年月が経っているのですが、いつまでも二人の心の中にいる・・とても素敵な家族の話です。
子どもらしくない発言も多い知世ちゃんですが、子どもらしい真っすぐな言動もあり、大人も考えさせられることがたくさんあるんですよ。
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引き続き「誘拐ラプソディー」
事件も大詰め・・。
