2010年06月24日

菊地秀行「D−薔薇姫」

菊地秀行著 「D−薔薇姫
吸血鬼ハンター8

(ソノラマ文庫)


薔薇に囲まれた城に住む貴族・薔薇姫と、彼女に仕える4人の騎士は、様々な災いから村を守る代わりに、命令に従わない村人を残虐し、長い間村を支配してきた。ところが、その支配を疑問に感じ、逆らおうとする若者が出てきた。村人と姫たちの戦いが続く中、Dが村にやって来た。そんなDに対し、姫は驚く依頼をする。


襲われた犠牲者から薔薇の香りがし、更にポケットから薔薇の花びらがこぼれ落ちた・・ということで、村人はこの貴族(吸血鬼)のことを「薔薇姫」と呼ぶようになりました。

その姫を守るように4人の騎士がいます。姫の命令を伝えるのも、罰を与えに来るのもこの騎士たちで、村人から恐れられています。

騎士の名前は、青、黒、紅、白・・と色の名前が付いていて、その名前の通り、青騎士は青色、黒騎士は黒色、紅騎士は紅色、白騎士は白色に全身包まれています。

吸血鬼ではない彼らは人間に近い存在ですが、姫への忠誠心が強く、決して逆らいません。

年に数回、生け贄を要求する姫に対し、村人は黙って差し出してきたのですが、そのうち逆らう若者も出てくるわけで・・。逆らっては騎士たちの報復に合い、またそれが反逆心をあおって・・と悪循環でした。

Dは、姫を倒しに来たわけではなかったのですが、結局手伝うことになります。でも倒すべき相手である姫からある依頼をされとまどいます。

4人の凄腕騎士を倒し、姫も倒す・・今回も死闘を繰り広げます。


とりあえず、姫の言動についていけない感じのまま、話は進みますあせあせ(飛び散る汗) 騎士たちの言動の中にある哀しさや寂しさも読んでいて辛いですしたらーっ(汗)

もっと違った道を歩んでいれば・・・と思ってしまうとちょっと後味も悪く、ブルーな気分になるかももうやだ〜(悲しい顔)

<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」

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引き続き「ロミオ」

もうすぐ終わります。
posted by DONA at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:菊地秀行
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