佐々木譲著 「警官の紋章」
(ハルキ文庫)
洞爺湖サミットの結団式を一週間後に控え、北海道警察では警備を完璧にするために特別体制がとられていた。そんな中、勤務中の警官が拳銃を携帯したまま失踪した。津久井はその警官の追跡を命じられた。佐伯は過去に扱った事件に疑問を抱き、単独での再捜査に乗り出し、小島は結団式に出席する大臣のSPに任命された。それぞれが任務のために結団式に向かう・・。北海道警察シリーズ第三弾
「笑う警官」で津久井に射殺命令が出る原因となった郡司事件の裁判から2年経った北海道警察での話です。
郡司の不祥事から立ち直るには2年では足りないようで、未だに次々と事件が起きてきます


いきなり、裁判で証言する予定の警官が自殺するシーンから話は始まります。なんで過去の話から?と気になっている間に一気に話に引き込まれました。
北海道警察のいつものメンバーたちも一緒に活動はしませんが、それぞれが良い働きを見せながら、最終的には自然と集まる・・流れもとても良い感じでした

佐伯の部下・新宮が少し活躍の場面が少なく、残念ではありましたが、最後には・・・・まあ言わないでおきます。
佐伯がどんどんクールになっていくことや、小島が意外と惚れっぽいことなんかが妙に気になったりしますけど、楽しく読むことができました。
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笹本稜平著「駐在刑事」
面白く読んでます。