2010年05月24日

乃南アサ「いつか陽のあたる場所で」

乃南アサ著 「いつか陽のあたる場所で

(新潮文庫)


この作家さんは「女刑事音道貴子シリーズ」しか読んでませんでしたが、いつもお邪魔しているブログで紹介されていて面白そうだったので、この本も読んでみることにしました。

小森谷芭子と江口綾香の二人は、人に言えない過去をもっている。絶対に人に知られないように、下町でひっそりと暮らす芭子の家を綾香は頻繁に訪れ、緊張しながら過ごす日々のストレスをお互いに発散させていた。4編収録の短編集。


芭子(はこ)と綾香の年齢差は12歳。ちょうど一回りの差です。綾香の方が年上。でも読んでいると芭子の方が年上に感じるくらいしっかりしています。

・・・しっかりしているというよりは、落ち着いている?冷静に自分を見つめてる?そんな感じです。

二人は過去に罪を犯し、刑務所で生活していました。出所後、周りから孤立するように生活している中、二人で支え合って生きているのです。

犯した罪は消えないけど、刑務所で十分償ったから、これからは前を向いて生きていこう!グッド(上向き矢印) と前向きな綾香に対し、芭子は「笑ってはいけないんじゃないか?」「楽しんで生きてはいけないのでは?」バッド(下向き矢印) と前向きになれません。世捨て人のような生活をしている芭子の様子を読んで、辛くなりました。まだまだ若いのに・・。

消えない罪を背負いながらも、生きていかなければならない。そんな苦労の多い二人の人生に対する考え方や、他人を想う気持ち、生き方など、色々と考えさせられる部分がありました。

泣いてしまう場面もあり、あやうくエグエグと号泣もうやだ〜(悲しい顔)しかけました・・。電車の中であせあせ(飛び散る汗) 我慢するのも大変でした。

この二人の人生、この先がとても気になります。まだ続きがあるようなので、また読んでみようと思います。


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垣根涼介著「君たちに明日はない」

面白いんですけどね・・。
posted by DONA at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:乃南アサ
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