サラ・パレツキー著 「バーニング・シーズン」
女探偵V・I・ウォーショースキー6
(ハヤカワミステリ文庫)
夜中の3時に部屋の呼び鈴で起こされ、寝ぼけた頭でドアを開けたわたしの前に立っていたのは叔母のエレナだった。親戚の悩みの種で、生前の父もよく迷惑をかけられていたこの叔母は、住んでいたホテルを火事で焼け出されたため、わたしのアパートに転がりこもうとしたのだ。早く追い出すために叔母の住まいを探し始めたが、叔母の隣人の娘が死体で発見され、事件のことも調べることに・・。
天涯孤独・・という設定のはずが、次々と親戚が現れるのですが、ろくな人がいない

今回、ヴィクに泣きついてきたのは、酔っ払っては警察のお世話になっていたエレナ。警官だったヴィクの父親の妹ということで、生前の父親もかなり面倒を見ていたようですが、最終的には見放すことになりました。
そんな困った叔母が、夜中に現れ「アパートに同居したい」なんて言い出したら、誰でも追い出したくなるでしょう。
さっそく部屋探しを始めるのですが、エレナの隣人だった人の娘が事件に巻き込まれてしまい、ヴィクが調査するうちにやっぱり命を狙われることに・・

あんなに嫌っていたはずの叔母に対しても、泣きつかれ、説得されるうちに「何とかしなくちゃ!」とがんばってしまうヴィクに、また惚れてしまいました

<V・I・ウォーショースキーシリーズ>
「サマータイム・ブルース」
「レイクサイド・ストーリー」
「センチメンタル・シカゴ」
「レディ・ハートブレイク」
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引き続き「クロスカウンター」
少し難しい部分もありますが、面白いです。