東野圭吾著 「悪意」
(講談社文庫)
作家の日高邦彦が絞殺死体となって発見された。第一発見者である幼馴染で親友の野々口修は、その前後の出来事を細かく手記として残していた。児童文学作家である野々口がなぜ手記を書いていたのか?加賀刑事は野々口の行動に疑問を感じ、捜査を進める。
加賀恭一郎の話も4冊目になりました。この中でやっとなぜ教師を辞めて刑事になったのか?が明かされます。理由を読んで、私は「加賀らしくないな」と思ったのですが・・。
いきなり野々口の手記から始まります。それを元にして推理しようとすると、まんまと罠にはまってしまいます

被害者と野々口の関係が幼馴染ということで、加賀は少年時代に遡って捜査をします。その中で「いじめ」の問題が出てきます。「『今のいじめは陰湿だ』なんて言いますけど、いじめなんてものは陰湿なものでしょ?」と証言する人がいますが、確かにそうです。
「カラッとしたいじめ」なんてものは存在しませんよね。いじめる側からすれば「たいしたことない」と感じても、いじめられる側からすれば自殺を考えるほどの出来事なんですよね・・。
「何となく気に入らないからいじめる」という理由も多いのが現実で、いじめられる側からすればたまりません。そんな理由であれば、いじめが無くなる日は来るのでしょうか?
加賀シリーズ4冊目ですが、1冊読み進める毎に面白さが増している気がします。今までの中でこれが一番面白かったかも。最後のどんでん返しが良かったです。
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畠中恵著「ゆめつげ」
「しゃばけ」シリーズではありませんが、面白く読んでいます。
この「悪意」は私も東野圭吾さんでは
かなり好きな作品です。
裏切られ、裏切られって感じですよね。
旅行は楽しかったですか?
ここ何年も旅行に行っていないので
とても羨ましく思いました(^^)v
「悪意」面白いですよね。やっとはまり出した感じです。早い段階で犯人がわかってしまって、逮捕されて、残りどうすんの!?ってハラハラさせられました。それが面白かったです。
旅行は楽しかったですよ〜。色々ハプニングもあって、疲れましたけど・・。旅行行ってないんですね?私も久しぶりの旅行だったんですよ。チャウ子さんも行けたら良いですね。