東野圭吾著 「卒業」
(講談社文庫)
家族のリクエストにより買った本です。
大学4年生の祥子が遺体となって発見された。親友である同じ大学に通う沙都子は仲間たちと、なぜ彼女が亡くなったのか?を探り始める。卒業までに解決させようとするが、第二の事件が発生し・・。
この作品に出てくる加賀恭一郎が主役の「新参者」という本が、もうすぐドラマになって放送されるそうですね。
「新参者」では刑事になっている加賀ですが、この作品ではまだ大学4年生です。卒業を控え、卒論を書いていたり、剣道の腕前がすばらしいので大会に出たり、なかなか忙しい毎日を送っています。
冒頭からいきなり沙都子にプロポーズをする加賀。恋愛がらみの話なら勘弁してよ〜

親友だと思っていた相手が自殺してしまったら・・考えただけで辛すぎます。自殺するほど悩んでいることをなぜ話してくれなかったのか、そればかり考えて、すごく後悔しそうです

せめて殺人であってほしい、でも殺されるほど恨みをかうような子ではない・・という葛藤はよくわかりますし、共感できました。
ちょっと古い作品のせいか、とてもありがちな展開で、「次はこの人が殺されそう・・」と思った人が殺され、「この人が怪しい」と思っていた人がそのまま犯人でした


お茶会の一つである「雪月花之式」は面白かったですが、これも今となってはありがちな話かな?とも思います。
とてもあっさり読めてしまうミステリーでした。
一応、シリーズの続きは読むつもりですが・・。
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ポール・リンゼイ著「目撃」
久しぶりに読みなおしています。