J・B・スタンリー著 「ベーカリーは罪深い」
ダイエット・クラブ1
(ランダムハウス講談社)
初めましての作家さん。美味しそうな表紙の絵に惹かれて買いました。
ジェイムズは大学教授の仕事を辞め、田舎へ戻って図書館長を始めたが、ストレスのせいもあり、体重がとうとう125kgを超えてしまった。偶然誘われたダイエット・クラブに思い切って参加してみることにした。メンバー5人でダイエットを始めるが、町のベーカリーで殺人事件が起き、事件の捜査も始める。
ダイエット・クラブに入るのは良いのですが、クラブの名前が“デブ・ファイブ”だなんて・・



デブ・ファイブのメンバーは、高校教師のリンディ、郵便配達員のベネット、トリマーのジリアン、保安官事務所事務員のルーシー、そして図書館館長のジェイムズ。
性別も仕事も違う5人ですが、ダイエットしたいという気持ちは同じ。しかも体を動かすのが嫌いなのも同じ。まあだからこそ太っているのでしょうが・・

それぞれ個性的で、得意分野も違うので、事件の捜査をするのも協力できて良い感じなんです。大きな体を揺らしながら頑張る姿はほほえましいです。
ジェイムズには気難しい父親がいて、関係がうまくいっていません。でも、少しずつ改善されていけば良いな・・と応援したくなりました。
なかなか痩せていかないメンバーたちにもどかしさを感じながらも気づけば読み終わっているような作品でした。
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東野圭吾著「卒業」
久々の東野作品。面白かったら良いけどな・・。