2010年04月05日

香月日輪「僕とおじいちゃんと魔法の塔1」

香月日輪著 「僕とおじいちゃんと魔法の塔

(角川文庫)


「妖怪アパート」シリーズの面白さに味をしめて、別の本も手にとってみました。

小学6年生の龍神(たつみ)は、理想的な家族に囲まれ、不自由なく暮らしているが、その生活に何となく疑問を感じるようになっていた。家を抜け出し、海へサイクリングに行く休日を過ごしていたある日、何かに引き寄せられるように岬にある塔へ行った。お化け屋敷のようなその塔に入ってみると、龍神が生まれる前に亡くなったおじいちゃんの幽霊が!


「妖怪アパート」と似た雰囲気の話でした。違うのは、主人公の境遇。「妖怪アパート」では両親が亡くなって一人ぼっちになっていますが、この主人公は、恵まれた一般的な家庭で育っています。

自分に自信が無いために、弟に少し嫉妬を感じていたり、父親の立派さに畏れを抱いていたり・・はしますが、それでも普通の子どもと言えるでしょう。

ただ、小学生には思えない・・。自分の小学生時代と重ねて考えてしまうせいか、大人に感じるんですよねあせあせ(飛び散る汗) 苦労しているならわかるのですが、恵まれた環境で育っているのになぜかすごく考えが大人びてる・・。

何でも大人の言いなりになる必要はないですし、自分で考えて行動することは大事なんですが、普通なら高校生くらい(早くでも中学生)で考えるようなことを龍神は小学生で考えてしまう。

もう少しゆっくり生きれば良いのに・・なんて思ってしまいました。

おじいちゃんが、龍神の父親に言った「子どもを所有物として私物化してないか?」という言葉に共感しました。

とても簡単に読めてしまう作品ですが、ぜひ子どものいる親御さんにも読んでもらいたい!と思いました。

かなり完結した感じの話なんですが、まだ続編が出るようです。作者自身も書き渋っていた・・というのが笑えますがあせあせ(飛び散る汗)


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J・B・スタンリー著「ベーカリーは罪深い」

初読みのコージーミステリー。
posted by DONA at 11:25| Comment(3) | TrackBack(0) | 読書:香月日輪
この記事へのコメント
こんにちは。
拝見させていただきました。
応援ポチ。
Posted by ポルコ at 2010年04月05日 15:16
絶対に読んでみます!
妖怪アパートシリーズが大好きで読破した私としては読まずにはいられません!
Posted by ぴよぴよ at 2010年04月24日 19:40
>ポルコさん
コメントありがとうございます。
応援ポチもありがとうございます。

>ぴよぴよさん
コメントありがとうございます。
妖怪アパートの主人公もしっかりしていますが、こちらの主人公もかなりすごいです。
ぜひ読んでみて下さいね〜。
Posted by DONA at 2010年04月24日 21:24
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