2010年03月24日

コリン・ホルト・ソーヤー「メリー殺しマス」

コリン・ホルト・ソーヤー著 「メリー殺しマス
海の上のカムデンシリーズ6

(創元推理文庫)


クリスマスシーズンを迎えた高級老人カムデン。ロビーに飾られている大きなクリスマスツリーの下に入居者の死体が・・。転倒による死亡事故か?と思われていたが、アンジェラとキャレドニアは殺人と決め付け、警部補が止めるのも聞かず勝手に捜査を始める。


被害者の女性は色々問題があったので、周りの人から文句が絶えませんでした。お陰で、容疑者も山のよう・・バッド(下向き矢印)

他にもたくさん事件を抱えているマーティネス警部補は、アンジェラたちを事件から遠ざけるために策を練りますが、ことごとく失敗し、積極的に聞き込みをしてしまう二人ふらふら しかも「警察に協力している」とか言い出す始末あせあせ(飛び散る汗)

あまりにも積極的に動くため、アンジェラは命を狙われてしまいます。

主人公のアンジェラが日常生活を送りながらも、ほぼずっと事件のことを考えているので、事件を中心に話は進んでいくので、飽きることがありません。

キャレドニアの言葉には重みがあり、特に夫婦に対してしたアドバイスが心に残りました。
「あんたが奥さんに、奥さんの一日はどうだったって訊いてあげたのはいつだい?あんたが、奥さんを尊敬の眼で見たのはいつだい?(中略)そうだよ、何かを求めるなら、まず自分が与えないとね」
・・確かに。自分がやらないことを相手に求めてもダメなんですよね。改めて反省した私ですたらーっ(汗)

作者の生死が不明ということが解説に書いてありました。シリーズはもう終わってしまうのか・・??とても悲しいですもうやだ〜(悲しい顔)

<海の上のカムデンシリーズ>
「老人たちの生活と推理」
「氷の女王が死んだ」
「フクロウは夜ふかしをする」
「ピーナッツバター殺人事件」
「殺しはノンカロリー」


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいでするんるん

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/36647090
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック