2010年03月15日

ナンシー・アサートン「ディミティおばさま現わる」

ナンシー・アサートン著 「ディミティおばさま現わる
優しい幽霊1


初めて読む作家さんです。

ロリはいつも母親から「ディミティおばさまの物語」を話してもらっていて、大好きで大人になってもずっと心の中に残っていた。物語の中の登場人物だったディミティおばさまが実は実在していて、最近亡くなったと知らされて・・。遺言状に従ってイギリスのおばさまの家へ行ったロリの前に様々な不思議なことが起こる。


読んでみたら、ミステリーというよりファンタジーのような話でした。でも、「米独立系ミステリ専門書店協会による20世紀ベスト・ミステリ100選出」と書いてあったので、ミステリーで良いのかな?しかし「ミステリ専門書店協会」ってなんだ??

先に言いますが、私はとても好きな話でしたハートたち(複数ハート) 
読んでいて思わず顔がほころぶ感じで・・。

まず、ロリが大好きで小さい頃ずっとそばに置いていた親友でもあるうさぎのぬいぐるみ・レジナルドの存在。私にはそういう親友は居ませんが、大人になっても何となく手放せずに持っているなんて何だか素敵だな〜と。まあそれだけ寂しい気持ちが大きいとも言えるのでしょうが・・。

ディミティおばさまの存在。これもまた素敵ぴかぴか(新しい) 子どもの頃に聞かせてもらった話って意外と忘れないものですよね?私は、創作話は聞かせてもらいませんでしたが、母が毎晩本を読んでくれたお陰で、今でも本が好きなんだと思いますし、良い思い出になっています。

それが冒険心いっぱいの楽しい話だったらもっと素敵でしょう。そして、実在の人物だったと聞かされたら・・るんるん

遺言に従ってディミティおばさまが遺した家へ行ってからの不思議な現象もまた素敵でした。ロリを歓迎している感じがよく出ていました。

ロリに関わる人たちも良い人ばかりで、優しい気持ちになれる作品でした。

この話はシリーズ化していてまだ続くようです。私的には今回で完結した気分なんですが・・あせあせ(飛び散る汗) 2作目以降でイメージが壊されないことを願います。

ファンタジー好きの方にはお勧めです。


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黒川博行著「二度のお別れ」

色々気になる点はあるけれど、まだ始まったばかりだし・・。
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