菊地秀行著 「D−妖殺行」
吸血鬼ハンター3
(ソノラマ文庫)
ある小さな村外れの墓の前で、首にスカーフを巻いた老人から依頼されたのは、貴族にさらわれた娘を連れ戻すこと。その老人も村人も全て吸血鬼に襲われて全滅してしまった・・。さらわれた娘と若い貴族・マイエルリンクを追うのは吸血鬼ハンターD。実はさらわれたと思われていた娘と貴族は、お互いを想い合う仲で、恋の逃避行に出たのだった。
老人から依頼されたのは、Dだけではなく、マーカス兄弟という三男一女の4人兄弟の有名なハンターたちもでした。
そして、二組はマイエルリンクを抹殺し、さらわれた娘を連れ戻すために追いかけます。
マーカス兄弟は、有名なハンターだけあって、それぞれがすごい技をもっていて、報酬欲しさにDのことも襲います。まあそれよりも格段に強いDですから、簡単にはやられませんけど・・。
マイエルリンクが護衛を雇ったりして、更に敵が増えたことで戦いの場面や、それぞれの野心のせいで罠も増え、話はどんどんややこしい展開に。
吸血鬼と人間という絶対に相容れないはずの二人が恋に落ち、宇宙へ旅立つために旅を続けている・・それが何とも悲しくて、きれいで、最後にはDの優しさにも触れ、感動する話になっています。
このシリーズの中で一番感動できる話かも

<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
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引き続き「ディミティおばさま現われる」
もうすぐ読み終わり・・。