2010年03月05日

畠中恵「ちんぷんかんぷん」

畠中恵著 「ちんぷんかんぷん
しゃばけシリーズ6

(新潮社)


寝ている若だんなを半鐘の音と、兄やたちの叫び声が起こした。近くで火事だということで避難しようとするが、煙にまかれて気が遠くなってしまう・・。気づいたら目の前には大きな川があり、それは三途の川だった。なぜか家鳴たちまでついてきてしまったので、何とかして現世に返してあげたいと必死で頭を働かせる。−「鬼と小鬼」他「ちんぷんかんぷん」「男ぶり」「今昔」「はるがいくよ」の計5話収録


いきなり「あの世」へ行ってしまった若だんな。普段から死にかけているだけに、あまり焦ったりすることもなく、頭を働かせて行動します。

あの世で知り合いもできて、何だか妙な落ち着きを見せる若だんなに笑ってしまいました。笑いごとではないんですけどね・・あせあせ(飛び散る汗)

ちんぷんかんぷん」は、妖怪退治をすることで有名なお寺の僧である寛朝の弟子・秋英の話。師匠の寛朝がいい加減で、ろくに修行させてもらっていないので、普段から自分のことを「役立たず」だと悩んでいる秋英。でも、本当は高く評価されていたことがわかります。

男ぶり」は、若だんなの母親・おたえと、父親・藤兵衛の馴れ初めの話。若だんなは元手代だった父親がどうやって母親と結婚することになったのか、母親に問います。

今昔」は、若だんなの兄・松之助の縁談とそのお相手である米屋の姉妹の話。陰陽師まで出てきて、若だんなが命を狙われている・・と勘違いしてしまったことから、どんどん事件に巻き込まれてしまいます。

はるがいくよ」は、若だんなの離れに舞い込んだ桜の花びらの妖怪・小紅の話。赤ちゃんの状態でやって来たはずが、あっという間に大きくなる小紅。桜の花が散る頃には小紅も居なくなるとわかり、若だんなは何とかしたい!と手を尽くしますが・・。小紅を見送った若だんなは、兄やたちに「去って行かねばならない者は、悲しくて哀れかもしれないけれど・・残される者もまた、辛い思いを持てあますことになるんだね」と言います。いつも一緒にいる兄やたち妖怪とは、人間である若だんなはいつか先に旅立つことになる・・その寂しさに気付いたわけですが・・もうやだ〜(悲しい顔) 思わず涙した一言でした。


<しゃばけシリーズ>
「しゃばけ」
「ぬしさまへ」
「ねこのばば」
「おまけのこ」
「うそうそ」


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引き続き「ビート」

何度読んでも面白い作品です。
posted by DONA at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:畠中恵
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