滝田務雄著 「田舎の刑事の趣味とお仕事」
(創元推理文庫)
初めて読む作家さんです。色んなブログで紹介されていて面白そうだったので、買ってみました

のどかな田舎で刑事をやっている黒川鈴木巡査部長。田舎で起きる事件は、ワサビ泥棒やトーテムポールの損壊など・・。事件が起きれば、無能な部下・白石と真面目な部下・赤木を連れて現場に急行し、事件を解決する。そんな有能な黒木も奥さんには振り回されてしまう。表題作他「田舎の刑事の魚と拳銃」「田舎の刑事の危機とリベンジ」「田舎の刑事の赤と黒」「田舎の刑事のウサギと猛毒」の計5話収録
面白かったです

主人公の黒川鈴木は(この名前だけで笑える・・)言葉使いがとても丁寧で、部下や妻に対しても丁寧語で話すので、何となくドラマ「相棒」の右京さんを思い浮かべたのですが、読み進めるにつれてどんどんイメージが崩れていきました・・。
「田舎の刑事の趣味とお仕事」は、本ワサビの盗難事件と黒川の趣味であるネットゲームの話。家に帰っても部屋に閉じこもってネットゲームに熱中するという、イメージと違うことをし始めたので、いきなり衝撃を受けました。女言葉でチャットするオヤジ・・

「田舎の刑事の魚と拳銃」は、拳銃の弾が木に撃ち込まれていたのが発見され、事件に発展していく話。現場は湖の近くで、その湖ではブラックバスが釣れるということで釣りをする人には人気の場所です。このブラックバスがまた笑える・・


「田舎の刑事の危機とリベンジ」は、黒川がコンビニ強盗に巻き込まれる話。奥さんにお使いを頼まれてコンビニに来たらたまたま強盗がやって来て・・。強盗なんて対処したことのないメンバーたちですから、大パニックになります。その様子がまた笑えます。これも鮮やかな解決ぶりが見られます。どんどん強くなる奥さん・・

「田舎の刑事の赤と黒」は、高価なルビーが盗まれた話。ルビーをカラスがくわえて飛んで行った・・というから町中大騒ぎに。カラスの巣を探して不法侵入や器物損壊など、事件が続発してしまいます。女心の複雑さがわかるかも?
「田舎の刑事のウサギと猛毒」は、警察にマークされていたストーカーが田舎にやって来た話。東京の警察に捜査協力する形で捜査を始めるメンバーですが、猛毒の青酸カリが発見され、仕込んだ場所もわからず大慌て・・。奥さんが大活躍を見せますが、黒川は落ち込んでしまいます。とりつかれたウサギの人形が笑えます

ページ数も少なくて、あっさりした仕上がりかと思っていたのですが、謎解き部分もしっかりしていて、読みごたえもありました。続きも読もうと思います。
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今野敏著「ビート」
久々に読みなおしています。
更に、畠中恵著「ちんぷんかんぷん」
タグ:滝田務雄
おもしろそうな本ですね。
DONAさんの感想からすごくよく
伝わってきました。
読んでみます!
へらへらしながら読んだ気がします...(^_^;)
次々に繰り出される小ネタギャグのオンパレードには
…着いて行けませんでした。脱力して…(゜ロ゜;...
シリーズ化されているみたいですね。次の感想お待ちしてます♪
私はとても面白く読めました。
何も考えずにただ笑いたい・・なんて気分のときに良い感じだと思いますよ。
着いていけませんでしたか〜。
私はヘラヘラ笑えて楽しかったですが・・。