2010年01月30日

香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常@」

香月日輪著 「妖怪アパートの幽雅な日常@

(講談社文庫)


自分ではきっと手に取ることも無かったであろう本ですあせあせ(飛び散る汗) 仲良くしていただいている先輩に貸していただきました。

夕士は3年前に両親を事故で亡くし、親戚の家で生活している中学3年生。寮のある高校へ入学することになったが、直前に寮が火事で無くなってしまう。これ以上親戚に迷惑をかけたくない夕士は、不思議な不動産屋に入り「幽霊が出る」という噂のあるアパートに住むことに・・。妖怪と人間が一緒に住むアパートでの不思議な日常。


「お化け」「幽霊」や「妖怪」など昔から好きではなくて、そういうものが出てくる作品には関わらないで来ました。でも、「しゃばけシリーズ」を読むようになってからは「妖怪も良いものかも」(「良いもの」というのも変ですけどたらーっ(汗))なんて思うようになり、あまり違和感なく読めるようになりました。

この作品は、題名からは想像できないような深い内容で、ただ単にアパートでの日常が書かれているようでそれだけではない、何かを考えさせられる話でした。

主人公の夕士は、両親を亡くし、常に「迷惑をかけてはいけない」「しっかりしないと」と肩に力を入れるようにして生きてきました。その考えが全て打ち崩されるような「妖怪アパート」での暮らし。お陰で、自然に涙を流したり、怒ったり、笑ったりできるようになったのですわーい(嬉しい顔)

妖怪と共に自然に暮らす住人たちに教えられることがたくさんあり、大きく成長していきます。

「苦しみも哀しみも、物事のたった一面に過ぎない。(中略)考え方ひとつで世界は変わるよ」・・・これは、アパートの住人が言った言葉です。高校生になったばかりの夕士に「世界はもっと広い」と教えます。

「価値観は、いろんな価値観と比べてこそ価値観なんだよ。自分の価値観も、別の価値観と比べてみて初めて価値観たるというのがよくわかるんだよな」・・・これは、夕士の幼馴染で親友の長谷が言った言葉。同級生たちと良い関係が築けなくて悩んでいる夕士を励ますために言いました。

児童書ということですが、色々考えさせられて、泣いてしまう出来事も多くて、なかなか面白い作品でしたぴかぴか(新しい)

自分のことを「完璧な大人」と思っている方にはつまらない話かもしれませんが、「こんなんで大人と言えるのか?」と時々不安になるような方にはお勧めです。ページ数も少ないですし、字も大きいので、1時間くらいで読めてしまいますから、お手軽ですよ揺れるハート


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「妖怪アパートの幽雅な日常A」

借りているので続けて読んでいます。
posted by DONA at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:香月日輪
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