2010年01月22日

畠中恵「おまけのこ」

畠中恵著 「おまけのこ

(新潮文庫)


若だんなの離れに現れる鳴家(やなり)という妖。いつも若だんなに貰えるお菓子を狙って騒ぐだけで何の役にも立たないと言われている鳴家が、思いがけず大冒険をすることに−「おまけのこ」他「こわい」「畳紙」「動く影」「ありんすこく」計5編収録。


鳴家は1匹だけではなくたくさん居ます。今回はその中の1匹が月のような石が欲しくなり必死でしがみついていたら遠くへ飛ばされてしまった・・という話。

寝込んでばかりいる若だんなの相手をしてくれるので、若だんなにとっては良いあそび相手になっています。そんな鳴家の1匹が居なくなったということで、心配して探し回ります。ついでに(?)事件も解決。

小鬼のような風貌をしている小さな妖怪である鳴家が石を守りながら冒険をする話は、ちょっと笑顔になれる話ですわーい(嬉しい顔)

こわい」は、「狐者異」という妖怪の話。関わる人は全て不幸になると言われ、誰からもかまってもらえない寂しい妖怪です。初めは「性格悪っ」とか思ってしまうような態度をとるのですが、最後には少しかわいそうになってしまいましたもうやだ〜(悲しい顔)

畳紙」は、化粧を厚塗りする女性の話。「白壁の化け物」あせあせ(飛び散る汗)とまで陰で呼ばれる女性ですが、なぜ厚塗りをしてしまうのか、なぜやめられないのか・・がわかり、応援したくなります。

動く影」は、影女という妖怪を退治したいという栄吉を助けた若だんなの幼い頃の話。寝込んでばかりの若だんなが珍しく他の子どもたちと一緒になって町内を歩き回ります。この事件以来、栄吉とも深く付き合うようになった・・ということで若だんなが懐かしく語ります。

ありんすこく」は、吉原の禿の話。若だんなが「足抜けをさせる」と言い出し、手代たちが大騒ぎに。事情を聞くと納得できるのですが・・。吉原のしきたりもわかる話です。


今回もそれぞれの話が面白く、あっという間に読めました。


<しゃばけシリーズ>
「しゃばけ」
「ぬしさまへ」
「ねこのばば」


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「決断」

後1話で読み終わります。
posted by DONA at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:畠中恵
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