2010年01月15日

畠中恵「ねこのばば」

畠中恵著 「ねこのばば

(新潮文庫)


ある寺の木に巾着袋がたくさん吊るされるという不思議な事件が起きた。同じ頃、妖から知り合いの年老いた猫が猫又という妖怪になるからという理由でその寺に幽閉されてしまった・・と聞かされ、助けに行くことにした若だんなの一太郎。寺に行くと、僧侶が死んでいるのを発見してしまう−「ねこのばば」他「茶巾たまご」「花かんざし」「産土」「たまやたまや」の計5編収録


寺でいきなり死体を発見し、事件に巻き込まれてしまう若だんな。なぜ僧侶は死んでいたのか?猫を助けないといけないし、僧侶も気になる・・更には妖怪を封じて退治することができるという僧侶との駆け引きもあり、頭を働かせないとうまく対処できないことになってしまいます。

普段は寝込んでばかりで頼りない感じの若だんなですが、事件を見る目は確かで、この難題も何とかクリアして、無事に解決することができました。

解決しても後味の悪い事件だったわけですが・・がく〜(落胆した顔)

茶巾たまご」は、若だんなの兄・松之助の縁談から発展した事件の話。普通の人には見えないはずの妖怪たちの姿が見えている人物がいて不思議に思っていると、最後に理由が明らかにされます。この話に出てくる犯人は「なぜ人を殺したらいけないのかわからない」と言い出し、これも後味の悪い感じになっています。

花かんざし」は、迷子になっていた女の子を保護した所から始まる話。その迷子の乳母が殺され、母親が心の病にかかり、殺されそうになるという痛ましい事件が起きます。誰が悪いというわけでもない・・でも・・・辛い事件ですもうやだ〜(悲しい顔)

産土」は、手代・佐助の誕生から長崎屋に来るまでの話。佐助は「犬神」という妖怪で、昔はどんな生活をしていたのかがわかります。辛い過去があってこその、今の佐助なんだ・・と何だか納得しましたぴかぴか(新しい)

たまやたまや」は、幼馴染・栄吉の妹の縁談話。栄吉の妹はずっと若だんなのことを想っていましたが、家の格が違うからということで遠慮して想いを封印し、持ち込まれた縁談にのることになりました。ちょっとほろ苦い恋失恋の話です。

痛ましい事件も多かったですが、若だんなとそばにいる手代たちの行動や性格などのお陰で、いつまでも後を引くような悲しさはありませんでしたわーい(嬉しい顔)

また続きを読もうと思います。


<しゃばけシリーズ>
「しゃばけ」
「ぬしさまへ」



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まだ始まったばかり・・。
posted by DONA at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:畠中恵
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