上橋菜穂子著 「精霊の守り人」
(新潮文庫)
アニメ化されていたのでご存知の方も多いかもしれませんね。私は原作と同時進行でアニメも見ました。
アニメ化された物を見るとイメージと違ってがっかりすることもありますが、このアニメはよくできていて、原作のイメージも膨らみましたし、よりわかりやすいストーリーになっていました。
女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の皇子チャグムを守るよう王妃から依頼される。精霊の卵を宿しているということで、国王からも忌み嫌われ刺客を差し向けられたり、精霊の卵を奪うために襲ってくる異界の魔物からチャグムを守るため、バルサは戦い続ける。
架空の国の話で、精霊の卵なんかが出てくると軽い物語に思えそうですが、人間の命や人を想う気持ち、国を守ろうとする気持ちなど、重い内容になっています。
用心棒が女性で、しかも短槍の名手。これもこの物語の面白さです

バルサの真っすぐで不器用な生き方や、それにどんどん影響されて皇子の自覚をもっていくチャグム、バルサを助けて行動する人たちなど、登場人物も魅力的で、気づけば入り込んでしまっている感じです。
格闘シーンも多いですが、死ぬ人は少なく、そういう部分でもバルサの優しさが感じられます。
児童書として発行されたそうですが、大人でも十分楽しめますよ

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引き続き「フクロウは夜ふかしをする」
入り込んでしまってます。何回も読んでいるのに・・

ファンタジーもこれから読んでいこうかな〜