今野敏著 「残照」
安積班シリーズ6
(ハルキ文庫)
お台場で少年たちのグループ抗争があり、1人が刺されて死亡する事件が起きる。目撃された車の持ち主である風間という伝説の走り屋が容疑者としてあがる。安積班のメンバーと交通機動隊の速水警部補は風間を追うが・・。
お台場にテレビ局が出来て発展を始めたベイエリアに再び東京湾臨海署が作られて、そこへ神南署から異動になった安積班。若者の街となった新たな街に戸惑いながらも事件を解決するため走り回っています。
今回は被害者も容疑者も少年で、しかもグループ同士の争いが原因。ちょうど、子どもから大人へ成長しかけているような年齢で揺れ動いていて不安定な精神状態の子どもたちが相手なので、苦戦を強いられます

普段から少年と関わりの多い速水警部補の力を借りながら解決していくわけですが、速水警部補と容疑者の対決がかっこよくて一番の盛り上がり所です

なぜか急に安積自身のことを「私は」と表現されていてかなり違和感がありました。今まで「安積は」と書いてあったのになぜ・・?

このシリーズはまだまだ続きます

<安積班シリーズ>
「二重標的」
「虚構の殺人者」
「硝子の殺人者」
「警視庁神南署」
「神南署安積班」
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