J.F.イングラート著 「名犬ランドルフ、謎を解く」
(ランダムハウス講談社文庫)
猫が好きで、犬が苦手な私ですが、この本はあらすじを読んで面白そうだったので買ってみました。
ランドルフは新聞も読めるくらい賢い黒ラブラドール。飼い主のハリーが怪しい降霊会に参加して殺人事件に遭遇。ちょっと頼りない飼い主に代わって犯人を捜し始める。
あらすじに書いてあった「すべての犬好きに捧げるミステリ」という文句にちょっと引っかかり

うちの近所に黒ラブがいて、その犬がいつ見てもおとなしくて犬がいることに気づかないくらいなんです。「何だか悟ってるみたい・・」なんて言って見ていました。こっそり本でも読んでるような雰囲気を出している犬なんです

で、読んでみた感想なんですが。
う〜ん・・。結構、ネットでの評価は高そうなんですけどね、私には合いませんでした

以前紹介した「猫探偵正太郎」の本が私は好きなのですが、それとどこが違うのか考えてみると、やはり猫の方が自由に動ける所かな?と。犬はつながれている時間が長くて捜査するといってもあまり出歩けない


更にハリーの恋人が失踪した事件が過去にあったということで、それをハリーもランドルフも引きずっています。それが今回の事件に絡んできそうでそうでもない。・・この微妙な感じも何だかイライラしてしまいました。
でもランドルフはかわいいですし、軽く読める作品です。それこそ、犬好きの方には良いのかも。
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引き続き「第三の時効」
更に、畠中恵著「ぬしさまへ」
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