2009年10月24日

畠中恵「ぬしさまへ」

畠中恵著 「ぬしさまへ
しゃばけシリーズ2

(新潮文庫)


相変わらず病気で寝込んでいる若だんな一太郎の寝床では、手代の仁吉の袂に女性から入れられていた文の内容について妖怪たちと話し合われている。その付文をした女性が水死体となって発見され、岡っ引きから疑われてしまう仁吉のために若だんなは寝床で推理をする−「ぬしさまへ」他「栄吉の菓子」「空のビードロ」「四布の布団」「仁吉の思い人」「虹を見し事」の5編収録。


病弱な若だんなはまだ恋も知らないのに、手代の仁吉(妖怪)はかなり綺麗な顔立ちということで取引先で山ほど付文をされるくらいモテます。でも仁吉は妖怪なので人間には興味がなく、誰からもらった物なのか全くわからないような状態・・。そんな手代に代わって若だんなは妖怪たちの協力を得ながら推理し解決していきます。

若だんなの一太郎は金持ちのお坊ちゃまで、甘やかされていて、何不自由なくて良いよね〜って思いそうですが、病弱なことをかなりのコンプレックスに感じていて、逆にかわいそうになってしまうんですふらふら

でも、推理力はかなりなもので、自ら現場に行けなくても妖怪たちがもってくる情報だけであっさり解決してしまいます。

栄吉の菓子」は若だんなの幼馴染みの菓子職人(見習い中)栄吉の作ったお菓子を食べた老人が死亡してしまい、栄吉が疑われてしまう話。

空のビードロ」は若だんなの兄の話。母親の違うこの兄のことを若だんなは前作から探していて、会おうとしたのに反対されて会えず・・。前作の最後には兄から会いに来てくれたのですが、あまり詳しい話はなくて、気になっていました。この話で詳しく書かれています。

四布の布団」は新しく仕立てた若だんなの布団から泣き声が聞こえる話。店に奉公する大変さがよくわかる話です。

仁吉の思い人」は仁吉の恋の話。意外な人(妖怪)のことが好きだった・・ちょっと衝撃です。

虹を見し事」はちょっと不思議な話。あまり書くと面白くないと思うので・・。

相変わらず苦悩する若だんなと「若だんなのためなら・・」と必死な妖怪たちのニヤッと笑えて、ちょっと泣けるような話でしたぴかぴか(新しい)

シリーズはまだまだ続くようです。


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posted by DONA at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:畠中恵
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