ローリー・R.キング著 「捜査官ケイト」
(集英社文庫)
本屋で平積みしてあるのを見て、まず絵に惹かれ、内容を見て面白そうだったので買って読んでみました。1994年のエドガー・アラン・ポー賞を受賞した作品だそうです(ってどんな賞なのかイマイチわかってませんけどね

新任の女性捜査官ケイトとベテラン捜査官のアルは、サンフランシスコ郊外のコミュニティで次々と起きた女児三人の殺害事件を捜査するため、住民の聞き込みを始める。独特なコミュニティと不便な土地に困惑しながらも事件を解決していく。
女性の捜査官にとっては、男社会の警察では差別が多く、また「足手まとい」的な考えが根強く残っていて、男性以上に必死で働かないと認めてもらえない環境です。主人公のケイトも、組んだ男性捜査官からいきなり嫌な顔をされて、必要以上に活躍しようと必死になります。
ケイトは、私生活でも色々と悩みを抱えていて、同棲相手との関係をどう進めていくか?それとも今のままでいくのか?など、公私共に忙しく頭の痛い日々を送っています。
あまり話さないクールな印象のケイトですが、意外と容疑者に感情移入してしまったり、相棒との関係も仕事上のつきあいと割り切ることなく、話し合ったり受け入れたりします。
私生活では私には理解しにくい嗜好をもっている主人公


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やっぱり面白い
