今野敏著 「茶室殺人伝説」
(講談社文庫)
お気に入りの今野敏の本です。「スクープ」に続き、シリーズではない物を買って読んでみました。
相山流茶道を習っている小高紅美子は、家元邸で開かれた茶会の手伝いをする。その席で男が包丁で胸を刺される事件が発生する。次期家元や内弟子であり師匠でもある女性に憧れを抱く小高が、家元の次男や安積刑事と共に事件を調べていくと、相山流に伝わる技や歴史など、次々と謎が浮かんでくる。
茶道と殺人・・というと、家元を誰が継ぐか?とか、財産がらみのドロドロした雰囲気を思い浮かべてしまいますが(私だけだったりして??)、相続がらみではないので、カラッとしています
・・とはいえ、別の意味で濃い内容ですし、動機や容疑者たちの思いは濃くて重いです。そして考えさせられることもたくさんありました。
出てくる人たちのキャラクターも魅力的で、いつも平常心と静かな佇まいの家元や、茶道に興味をもっているのに茶道から離れていた次男、普段は鋭い目で厳しく見るが時々優しい目を見せる安積刑事・・どんどん惹かれていきました
主人公の女性のセリフで「〜ですわ」と何度か出てきたのですが、それだけがどうしても気になりました
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