2011年07月23日

上橋菜穂子「神の守り人 上−来訪編」

神の守り人 上

 上橋菜穂子 著
 「神の守り人 上−来訪編」守り人シリーズ5
 (新潮文庫)



ロタ王国でバルサは少女・アスラと出会う。彼女は畏ろしき神・タルハマヤを内に宿していた。そのため“猟犬”と呼ばれる呪術師たちに命を狙われていたのだった。タンダが止めるのも聞かず、少女を助けたバルサ。彼女を連れて逃亡の旅に出ることに。一方タンダもアスラの兄・チキサと共に猟犬に捕まってしまった・・。


今回の舞台は、新ヨゴ皇国の西側に位置するロタ王国。バルサはタンダと共に買い物に出かけていました。そこでタンダは旧友・スファルと再会するのですが、スファルは幼い兄妹を狙っていました。チキサとアスラという兄妹は、なぜ狙われるのか?

兄妹を捕らえに行った者たちが何かすごい力によって倒されるのを見たバルサは、その力の強さとどこから発せられているのかわからないことに驚き怯えたのでした。

その正体が幼い少女・アスラの内に宿る畏ろしき神の仕業だとは知らず、でもどんなに力を持っているとはいえあまりにも幼いその少女の姿を見ていると放ってはおけず少女を連れて逃げることにしたバルサ。

タンダはその想いを汲んで、何とか追手を引きとめて時間稼ぎをすることにします。ところがアスラの兄・チキサと共に捕まってしまい・・。


アスラの内にあるのは強大な力を持つ神で、ある罪で母親が死刑になったときに、アスラは神を解き放ち、処刑人を始め見物していた人たちを全て虐殺してしまいました。そんな妹の姿を見て怯えつつも何とか救いたいと思う兄。でも妹は「困ったらカミサマが助けてくれる」と言い続け、どんな恐ろしい力を使っているのか理解しきれていない感じです。

兄に説得され、何とかカミサマに頼らず生きようとするのですが、まだ完全に断ち切れない様子。バルサはそんな少女を命がけで守って逃亡します。

バルサの懸命な姿を見て何かを感じているアスラ。このまま旅を続けたら力に頼らない生き方を見つけてくれるかもしれません。

ロタ王国内部の情勢も問題がありそうな雰囲気。

そして、タンダとバルサは離れ離れになってはいますが、強い信頼関係で結ばれていて、きっと何があっても大丈夫と思える安心感があります。

結末が気になりつつ、下巻へ・・。



<守り人シリーズ>
「精霊の守り人」
「闇の守り人」
「夢の守り人」
「虚空の旅人」


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posted by DONA at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:上橋菜穂子
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