ジル・チャーチル著 「死の拙文」
主婦探偵ジェーンシリーズ3
(創元推理文庫)
息子たちが旅行に行ってしまったため、娘と二人で過ごすことになるが、娘はすぐに出かけて全く家に居座らない。がっかりしているジェーンの所に母親が泊まりに来る。母親が受講することにした「自分史」を書く講座を一緒に受け始めたジェーン。その講座で殺人事件に遭遇してしまう・・。
笑ってしまうくらい殺人事件に遭遇するジェーンです。そうでないと話は進まないわけですけどね

今回は、娘との関係・母親との関係という、同性同士の関係の難しさも書かれています。私個人的には、母親とややこしい関係になった覚えはないのですが、覚えていないだけでもしかしたら色々あったのかもしれません




ジェーンの場合は、何でもできる母親にコンプレックスを持っていて、更に「娘よりも父親を大事にしていた」という妙な嫉妬心も持っていて、うまく心が開けない感じでした。話の後半には母親ときちんと話すことができて関係は修復されようとしています

気になる刑事のメルとの関係ですが、これも少し進展がみられ、ファンとしてはにんまり

あとがき(解説)も面白くて、特に始めと〆の文章には笑ってしまいます。主婦の気持ち(怒り


まだまだ続くこのシリーズ、また紹介します。
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引き続き「オーデュボンの祈り」
まだまだ謎がいっぱい。でも面白くなってきた。
更に、畠中恵著「しゃばけ」も読み始めました。