2009年10月17日

ジル・チャーチル「死の拙文」

ジル・チャーチル著 「死の拙文
主婦探偵ジェーンシリーズ3

(創元推理文庫)


息子たちが旅行に行ってしまったため、娘と二人で過ごすことになるが、娘はすぐに出かけて全く家に居座らない。がっかりしているジェーンの所に母親が泊まりに来る。母親が受講することにした「自分史」を書く講座を一緒に受け始めたジェーン。その講座で殺人事件に遭遇してしまう・・。

笑ってしまうくらい殺人事件に遭遇するジェーンです。そうでないと話は進まないわけですけどねわーい(嬉しい顔)

今回は、娘との関係・母親との関係という、同性同士の関係の難しさも書かれています。私個人的には、母親とややこしい関係になった覚えはないのですが、覚えていないだけでもしかしたら色々あったのかもしれませんたらーっ(汗) 同性同士というのは、ライバルになりやすいようですねもうやだ〜(悲しい顔) 娘としては「母親にはいつまでも綺麗に若々しくいてもらいたい・・でも色気があるとイヤ」・・「どうしたら良いのexclamation&question」って感じですよね。昔は自分も娘だったわけで、それをすっかり忘れてイライラしてしまうのもおかしな話なんですがバッド(下向き矢印)

ジェーンの場合は、何でもできる母親にコンプレックスを持っていて、更に「娘よりも父親を大事にしていた」という妙な嫉妬心も持っていて、うまく心が開けない感じでした。話の後半には母親ときちんと話すことができて関係は修復されようとしていますぴかぴか(新しい)

気になる刑事のメルとの関係ですが、これも少し進展がみられ、ファンとしてはにんまり黒ハート・・って感じです。

あとがき(解説)も面白くて、特に始めと〆の文章には笑ってしまいます。主婦の気持ち(怒りむかっ(怒り))が面白い表現で書かれていて、読むとスッキリしますグッド(上向き矢印) ・・って私は主婦じゃないんですけどね。ぜひ最後まで読んで下さい。

まだまだ続くこのシリーズ、また紹介します。



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引き続き「オーデュボンの祈り」
まだまだ謎がいっぱい。でも面白くなってきた。

更に、畠中恵著「しゃばけ」も読み始めました。
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