ジル・チャーチル著「ゴミと罰」 (創元推理文庫)
海外のコージーミステリーを初めて読んだのはこの作品でした。コージーミステリーは、普通のミステリーとは違って軽く読むことができるのが良いですよね

シカゴに住む主婦が殺人事件に巻き込まれ、子どもたちの安全を守るために犯人探しに立ち上がる。主人公は主婦(未亡人)のジェーン。隣人で親友のシェリイと共に、主婦として家事と育児をこなしながら事件を解決していく。亡き夫の秘密もドサクサに紛れて発覚したり、近所の人たちを疑ったり、刑事に叱られたり・・。
読み始めてしばらくして「あれ??」と思いました。読んだことあるような、この話をすでに知っているような妙な感覚でした。でも絶対に読んだことは無いんです

そしてふと思い出しました!「これ、テレビドラマで見た!」と。しかも日本人がやってた・・とここまで思い出したら、ドラマの内容まで全部思い出せました。あえて誰がどの役をされていたかは言いませんけど。アメリカの話を日本人で再現するわけですから「違う物」として見れば面白いのかもしれません。
謎解きよりも、主人公のジェーンと親友のシェリイのドタバタした日常が面白く、殺人事件が起きているにも関わらず思わずニヤッと笑ってしまうこともある、軽く読めてしまう作品です
