今野敏著 「半夏生(はんげしょう)」
安積班シリーズ9
(ハルキ文庫)
ベイエリア分署の縄張りで、アラブ系の男性が突然倒れ、通報を受けた。パスポート等、身分を証明する物を一切持っていなかったことや、病気で倒れたらしいことを報告すると「バイオ・テロではないのか?」と様々な役所が大騒ぎし始め、大事件に発展し、安積班のメンバーを巻き込んでいく。
今回は、特に誰にスポットが当たっているわけでもないですし、安積警部補と警察組織の上層部の方々との関係がメインになっているのですが、それでも安積班のメンバーが活き活きと働く姿は細かく書かれています。
村雨の安積に対する思いなども、桜井の口から聞かされたりして、村雨・桜井コンビも意外と良い感じなんだということもわかり、ちょっと安心したりして

「バイオ・テロ」本当にあったら怖いですね

安積警部補が組織の上層部と渡り合う姿や部下を絶対的に信頼する姿がとてもかっこよく、この本も相変わらずの一気読みでした

<安積班シリーズ>
「二重標的」
「虚構の殺人者」
「硝子の殺人者」
「警視庁神南署」
「神南署安積班」
「残照」
「陽炎」
「最前線」
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まだ「凍える牙」
やっともうすぐ読み終わります。感想は明日にでも・・。