2026年02月25日

古内一絵「マカン・マラン」

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 古内一絵 著
 「マカン・マラン」
 (中公文庫)※電子書籍


「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」元エリートサラリーマンにして、今はドラァグクイーンのシャール。そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。ここで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて――。仕事一筋の40代キャリア女性へ「春のキャセロール」。手料理を食べない中学生男子に「金のお米パン」など、心と身体があたたまる四つの物語。10年愛され続ける名作が、ついに文庫化!〈解説〉ドリアン・ロロブリジーダ−出版社HPより−


「春のキャセロール」「金のお米パン」「世界で一番女王なサラダ」「大晦日のアドベントスープ」の4編からなる連作短編集。


ずっと文庫化を待っていた作品です。


小さな中庭のある古民家で、わかりにくい場所にある隠れ家的カフェ・マカンマラン。ドレスや小物を作っている店で、本来はお針子たちの賄いを作っていたのですが、それがカフェも始めました。



春のキャセロール
会社に10年以上いる中堅社員の40代女性の話。会社では早期退職者を募っていました。仕事の忙しさと辞めなければならないのか?との不安もあり貧血になり、倒れていたら、マカンマランの店主・シャールに助けられます。

金のお米パン
急に母親が作る物を食べなくなった中一男子の話。買った物やカレーは食べるが、他は食べない。理由も言わないので母親が心配して中学の担任に相談してきます。
シャールと同級生だった中学教師が、マカンマランにやって来て相談します。

子どもらしい浅はかさと間違った必死さが判明し、その痛々しさにやられました。


世界で一番女王なサラダ
フリーライターの女性の話。本当にやりたい仕事が出来ていないことに悩んでいます。そんな時に出会ったマカンマラン。癒された彼女は常連になります。


「大晦日のアドベントスープ」
お針子であるジャダがメインとなる話。シャールの病気も判明し、立ち退きの話も出て、不動産屋ともやりあうジャダ。
病気のシャールを癒すために、今まで救われた人たちで、毎年正月に食べていたスープを作ります。


かなり心配な終わり方をしている今作。シリーズ化しているということは大丈夫だったのでしょうが、心配です・・
続きも早く文庫化してくれないかな?


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タグ:古内一絵
posted by DONA at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他
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