霜月りつ 著
「神様の子守はじめました。15」
(コスミック文庫α)
初豆まきに挑戦中!! 羽鳥梓と四人の神子たちが住む家が格安だったのは雑鬼たちを集めやすい鬼道という場所に建っていたからだ。人間には悪い影響が出てしまうのだが、一瞬で消してしまうことができる四神子にはなんの問題もない。それゆえ雑鬼の多い節分の日も、子供たちはきゃーきゃー笑いながら豆の入った袋をもって雑鬼たちを追いかけ回していた。だが隙をついて隠れていた雑鬼が外へ逃げ出してしまう!慌てる梓だったが急遽、子供たちで豆まき隊を結成し、浄化のために近所を回ることにするが!?−裏表紙より−
「神子たち、豆を撒く」「神子たち、澄くんを応援する」「神子とバレンタインデー」「朱陽と白花、チヨさんのお使いをする」「神子たち、スキーに行く」の5編収録。
節分から始まる冬のお話。
こういう行事ごとを読むと、生まれてまだ1年経っていないのか・・と驚かされます。
節分の豆まき、普通ならほのぼのと豆を撒いて終了。ですが、四神の子たちが絡むと当然そう簡単には終わらないわけです。
元々、彼らが住んでいる家は鬼たちの通り道に立っているので、今まで住んでいた人たちは病気になったり何かが見えたせいで引っ越したりしていました。
そんな家ですから、子どもたちには鬼が見える! 節分となると集まってくる鬼たち。
家にたくさん出てくる鬼を「鬼は外!」とやっつけていきます。「福は内」は無し。そうしなければ本当に神様たちが集まるから、というのが笑えます。
「鬼は外!」でやっつけた鬼の一部が外に出てしまい、ご近所の家に入り込むのを見た子どもたち。あわてて追いかけていきます。
ご近所に了承を得て、それぞれの家で豆まきをして退治します。
良かったね〜ご近所さんたちが良い人たちで。としみじみ思いました。普通ならいくら可愛い子どもでも、家に上がって豆を撒かれたら嫌ですよね。
1話目で鬼に囲まれて困っていた澄さんの話が2話目。一度は立ち直った感じのあった彼ですが、今度は大学受験を前に再び落ち込んでいる様子。不合格で親に迷惑をかけたくない、やりたいことが出来るだろうか?と自分にプレッシャーを掛けてウジウジ・・。
澄の親から頼まれた梓が何とか話してみますが・・。
3話目ではバレンタインデーに一喜一憂する男性陣の様子が読めます。これはちょっとクスッと笑えます。
4話目はかなり重い話です。野良猫たちに餌をやっていた女性が家から出て来なくなって、親戚だという若者が応対してかなり怪しい雰囲気。そこから朱陽と白花を巻き込んで、大騒ぎの奪還作戦が行われます。ハッピーエンドではありますが、辛い話でもありました。
5話目は初めての雪山でスキーをする子どもたち。平和にスキーをして終わるはずもなく、ペンションの息子が問題を起こし、子どもたち大活躍で解決!
ここではまた梓の大きさを感じることができました。
まだ続くシリーズ。今後も、口直しを兼ねて読んでいきます。
<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」
「神様の子守はじめました。10」
「神様の子守はじめました。11」
「神様の子守はじめました。12」
「神様の子守はじめました。13」
「神様の子守はじめました。14」
「スピンオフ」
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