香月美夜 著
「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第三部「領主の養女U」」
(TOブックス)※電子書籍
領主の養女となり、神殿長に就任したローゼマインは、慣れない権力者としての立場に翻弄されていた。収穫祭へ向けた準備、新しい孤児たちの面倒、近隣の町からの不満等、立場を手にしたことで課題が増えていく。おまけに、神官長フェルディナンドは常に厳しい。それでも、ローゼマインは諦めない! 下町の家族や仲間との再会に励まされ、図書室での束の間の読書で元気満タン!そして、年に一度訪れる「シュツェーリアの夜」に、薬の素材採取へ向かうが……。
過去最大のアクションが待ち受けるビブリア・ファンタジー! 神殿長はつらいよ!?−出版社HPより−
今回も比較的平和な感じではありましたが、やはり領主の娘となり、神殿長にもなって権力が出来たということは問題も増えてくるわけで。
今までは自分が住んでいる地域だけを気にしていればよかったですが、領主の娘ともなると、領地内のすべてに目を配る必要が出てきます。貴族として収穫祭という大事な行事に参加し、それぞれの町での収穫が実りあるものになるように祈らなければなりません。
必然的に旅に出ることも増えます。
本当は本さえ読めればそれで良いというのに、逆に忙しくて読めないほど仕事が増えました。
フェルディナンドの仕事も手伝い自分の仕事をして、更には神殿長として、領主の娘としての役割を勉強したり、知識を身に着けたり礼儀作法を習ったり、楽器の練習や祈り方の練習、神々の名前を覚えたり土地の名前や特色も覚えないといけません。
病弱なマインにはかなり過酷です。相変わらず倒れながらも何とかこなすマインに対して、領主の息子であり、次期領主とされているヴィルフリートが「マインばかり贔屓されている」と子供じみたことを言ってはマインをいじめてきます。
そんなヴィルフリートに対してマインが取った行動はかなり笑えましたし爽快でした。本来なら自分の兄であり、次期領主ですからそこまで言える立場ではないのですが、次期領主としての自覚が無さ過ぎる彼に対して我慢仕切れずブチ切れる様子が面白かったです。
少しずつ改善されていきそうですが、このまま領主になられたら困るので頑張ってもらいたいものです。
後半にはファンタジーらしい出来事もあり、読みごたえがありました。
<本好きの下剋上>
「第一部〜兵士の娘T」
「第一部〜兵士の娘U」
「第一部〜兵士の娘V」
「第二部〜神殿の巫女見習いT」
「第二部〜神殿の巫女見習いU」
「第二部〜神殿の巫女見習いV」
「第二部〜神殿の巫女見習いW」
「第三部「領主の養女T」
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