霜月りつ 著
「神様の子守はじめました。スピンオフ 神子のいただきます!」
(コスミック文庫α)
「いっただっきまーす!」丸いちゃぶ台を囲んで子供たちが手を合わせる。
おいしいごはんが食べられる喜びを、幸せを、感謝を、梓に伝えてくるのだ。子供たちと一緒に「いただきます」を言うと、その都度、温かい気持ちに包まれる。成長する子供たちとずっと一緒にいたいと梓は願わずにいられない。──普通の人間なのに四獣のたまごを神様から預かって子育てをすることになった羽鳥梓のごはん(苦労)日記など、『神様の子守はじめました。』の裏話が満載のごはんがテーマのスピンオフ登場!−裏表紙より−
スピンオフって、例えば本編で脇役になっている人が主役として描かれていたり、同じ世界観の中で全く違う人にスポットを当てて、でもちょっと本編とも絡む、という感じの作品のことだと思っていたのですが、この作品はどういう意味でのスピンオフ?と疑問に思いました。
とはいえ、いつも通りドタバタして、子どもたちがひたすらかわいいからまあ良いかと流してしまえますけどね。
この作品では「食」にスポットを当てた話ばかりが収められています。そういうテーマで括っているのが本編らしくないからスピンオフなのかな。
1話目では、梓がつけている日記を中心に話が進みます。子どもたちを預かって、始めは白ご飯しか食べなかったのを思い出しました。いつの間にか色々食べるようになっています。梓と共に懐かしい気分で読めました。
子どもたちが絵本の世界に入って行く「神子たち、絵本で遊ぶ」もいつも通りの感じで面白かったな。こうやって絵本の中に入れたら楽しそうです。内容は選びたいところですけど、意外としぶい内容の絵本が好きなんだなとニヤニヤしつつ読めました。
鬼子母神の駄菓子屋さんに行く話では、神様が子どもたちを甘やかす様子が笑えましたし、梓をねぎらうために神様や精霊たちがお酒をもちよって宴会する話も笑えました。子育ては大変ですけど、たくさんの人(?)に助けてもらえる梓がうらやましくなりました。
まだまだ続くシリーズ。サクサク読んでいきたいです。
<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」
「神様の子守はじめました。10」
「神様の子守はじめました。11」
「神様の子守はじめました。12」
「神様の子守はじめました。13」
「神様の子守はじめました。14」
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