香月美夜 著
「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第二部「神殿の巫女見習いV」」
(TOブックス)※電子書籍
騎士団の前で強大な魔力を見せつけたことで、マインは貴族の間で注目を集めていた。だが、我関せずとばかりに、本を作る情熱は高まるばかり。より多くの人々に安価で本を届けられるよう、印刷技術を向上させていく。その結果、マインの利用価値を狙う者が出現。危険を察知した神官長は、彼女を神殿に匿うことにする。家族と離れた、マインの長い冬籠り生活が始まるのだった。誰もが本を読める世界へ――。その始まりを告げる「金属活字」の完成。厳しい寒さを乗り越え生まれる、マイン一家の新しい「命」。春の訪れと共に、今後の未来を予見するビブリア・ファンタジー転換の章! 書き下ろし番外編×2本収録!−出版社HPより−
前作でマインの魔力の強さが露見してしまい、一躍注目される存在となってしまいました。
ただ、マインにとってはそんなことはどうでもよくて、注目されたらどんな影響があるのかわからないせいもありますが、今まで通り本作りに情熱を傾ける生活を続けています。
今回の目玉はやはり、ジルヴェスターという貴族との出会いでしょう。
彼の正体はここでは明かされませんが、今後も絶対に関わっていくだろう人だとは思いました。なかなか強烈なキャラクターで、マインのことをいじめて(可愛がって)ばかりいます。
でも最強ではないか?と思われるフェルディナンドと変わらないくらいの魔力を持っているようですし、気になる存在です。
マインは苦手でしかないようですけど、今後、そんなこと言っていられなくなります。
ジルヴェスターと別れる時に、いざというときに使うようにとある物を渡されます。これが大きな転換期となるわけですが、ここではさらりと受け取っています。
そして、マインの後ろ盾となっているフェルディナンドによって、マインの過去が覗かれることになります。マインが元の世界でどんな生活を送っていたのかが見られ、マインは自分が元の世界に戻ったような気持ちにさせられます。
冬で、家に帰れない状況なのに、本当の家族の姿を見たことで、家族に会いたい気持ちが募ります。本当は大人なのに、マインとして生活しているせいか、精神年齢が幼いので仕方がないですけど。
号泣してしまうマインをぎゅっとしてくれるフェルディナンド。父性が出てきそうな状況です。
ここで普通ならキュンキュンするのかな? 私的にはいやいや、大人のくせに・・と思って引いていました。
この辺りから、マインの性格がちょっとウザくなってきましたね〜。でも世界観とか本への情熱とか、マイン以外のキャラクターの面白さがあって次々読み進めています。
<本好きの下剋上>
「第一部〜兵士の娘T」
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「第二部〜神殿の巫女見習いT」
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