2025年08月28日

椹野道流「最後の晩ごはん 兄弟とプリンアラモード」

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 椹野道流 著
 「最後の晩ごはん 兄弟とプリンアラモード」
 (角川文庫)


芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く海里は、呼ばれて実家に帰ることに。しかし実家には見知らぬ少女がいた。「この子は一体!?」と海里は驚くが、一憲は別件で、海里に話があるという。一憲と喫茶店を訪れた海里は、その親友・仁木も交え、一憲から、海里が幼い頃に起きた衝撃の出来事を聞かされる。それは一憲の「罪」の告白だった。長年分かり合えなかった兄の、苦しい胸中を知った海里は……。家族の絆に涙が溢れる第19弾!−裏表紙より−


あらすじを読むと、これは外では読まない方がいいかもなと思ったのですが、実際読んでみると意外とあっさり。

感動はしたのですが、涙涙というタイプではないかな?


最初は嫌な奴!というイメージだった海里のお兄さんですが、少しずつ本当の姿がわかって来て、巻を追うごとに意外と良い奴だと思うようになっているのですが、今回はまた衝撃の告白が。

彼の落ち込む気持ちはわかりますし、今まで忘れていたのも仕方がないと思います。そして、海里がひたすら謝るしかないのもわかりますし、何かしたいと強く思うのもわかります。


お兄さんの気持ちは、きっと同じ経験をした人にしかわからないでしょう。でも多かれ少なかれ、兄弟や子どもがいれば一度は「もしこの子がいなければ・・」と思うことはあるでしょう。

お兄さんのような行動をしてしまう人は少ないでしょうけど。

本当にいけないことではありますが、お兄さんにも海里にもお母さんにも罪は無いですよね。


でも苦しむお兄さんをどうやって助けたら良いのか、海里は悩んでしまいます。義理のお姉さんの要望もあり、亡き父親の思い出を探しに行く海里。そこで見つけた方位磁石が奇跡を起こします。


これから先、お兄さんが素敵な人生を送れるように強く願ってしまいました。でもあの素晴らしい奥さんとお母さんがいれば大丈夫でしょう。海里も安心できるはずです。


<最後の晩ごはん>
「ふるさとだし巻き卵」
「小説家と冷やし中華」
「お兄さんとホットケーキ」
「刑事さんとハンバーグ」
「師匠と弟子のオムライス」
「旧友とおにぎり」
「黒猫とドーナツ」
「忘れた夢とマカロニサラダ」
「海の花火とかき氷」
「聖なる夜のロールキャベツ」
「秘された花とシフォンケーキ」
「閉ざされた瞳とクリームソーダ」
「地下アイドルと筑前煮」
「初恋と鮭の包み焼き」
「後輩とあんかけ焼きそば」
「後悔とマカロニグラタン」
「ゲン担ぎと鯛そうめん」


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posted by DONA at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:椹野道流
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