今野敏 著
「オフマイク」
(集英社文庫)
継続捜査を担当する黒田は同期から20年前の大学生の自殺について聞かされる。その死に大物政治家の贈収賄が関わっているという。同じくこの事件を追う「ニュースイレブン」の報道記者・布施の情報から、黒田はカギとなる人物はIT長者の藤巻だと目算する。一方、番組キャスターの香山が突然の失踪。その背後にはテレビ業界や警察組織でさえも迂闊に手を出せない、闇が―。シリーズ第5弾。
−裏表紙より−
もう5作目か・・。あまり変わり映えのないストーリーなので5作も読んだ気がしません。
基本的に舞台はニュースイレブンというテレビの報道番組なので、大体は番組の視聴率や何を取り上げるか?などが話題となり、視聴率が低下したら存続の危機・・という流れなので変わらない感じがします。
今回も番組の存続危機が訪れます。前作で関西から助っ人を呼んだのに結局大きく視聴率が稼げなくて、やはり番組を変えるべきでは?となります。そこで番組のキャスターを勤める香山が色々な方面から引き抜きされそうになります。
そのうち一番大きな力を持っているのがIT長者の藤巻。彼が声を掛けてきたら断れないという通説があるほどの存在。テレビ局や警察組織も一目置く存在です。
そんな彼が実は20年前に起きた大学生の自殺事件のカギを握っていると、報道記者の布施が突き止めます。さすがの布施も手を出せないかと思ったら、やはり他の人と変わらない態度で接して踏み込んでいきます。
周りがはらはらする中、次々と自殺事件の真相に迫る布施。
担当番組が無くなるかも?という危機に対しては特に行動は起こしませんが、報道記者としての手腕は鮮やかに発揮していきます。
そのお陰で番組の危機も乗り越える・・といういつものパターンです。
今回は女性キャスター・香山が危険な目に合うところが緊張感あって、面白いぞ!と思ったらそこが予想以上にあっさり終わったのは肩透かしを食った気がしてちょっと残念でした。暴力シーンが欲しいわけではないですが、もう少しハラハラさせてほしかったです。
このシリーズはまだ続くのかな?
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