
霜月りつ 著
「神様の子守はじめました。8」
(コスミック文庫α)
日本の四方を守る次代の四神の子供たちを預かった普通の人間である羽鳥梓は日々、トラブルに遭いつつも子供たちを育てていた。四人の子供たちの個性もそれぞれで、夏の一日だけでも小さな発見や成長が盛りだくさん。梓も目が離せない。水と火の精霊の力も借りて子供たちにいろいろ体験させようとするが魔縁天狗が襲ってきたり、ヒマな神様がちょっかいをかけてきたりで、梓にとっては心配なことばかり。だけど、子供たちは優しい思いやりのある子に育ってきて嬉しさもひとしおで!?−裏表紙より−
前作も夏でしたが、今回もまだ夏です。
初めての海に出かけることになった四神の子供たち。小さい子どもを海に連れて行くだけでも大変なのに、この子たちは必ずトラブルに巻き込まれるので大変です。
毎回、巻き込まれて命の危機になる梓が気の毒になってきます・・・。
笑ってしまったのは、2話目。近くに住む作家の所にあそびに行ったら、たまたまドラマの撮影が行われていて、子供たちも写されてしまいます。普通の状態で写るなら良かったのですが・・・。
その後のドタバタが面白すぎでした。
そして、今回もっともハラハラさせられたのが天狗に会いに行く話。朱陽が大変なことに!
天狗に会うとろくなことがありません。今回もきっと何か起こるだろうとは思っていましたが、こんなに大変なこととは。
朱陽が梓から離れてしまうのか?と心配になる展開でした。
この犯人(?)の気持ちはわからなくもないんですけど、それでもやはり子供を巻き込むのは許せません。
今回だけでは彼のことは解決していないので、きっと今後も出てくるのでしょう。なかなか手強いので心配です。
とはいえ、朱陽と梓の絆は更に深まって、そういう点では良かったのかも?
しゃべり方は幼い彼らですが、精神的にはどんどん成長中です。まだまだシリーズは続くので、しっかり追いかけていきます。
<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
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