今野敏 著
「パラレル」
(中公文庫)
横浜、池袋、下高井戸−。非行少年が次々に殺された。いずれの反抗も瞬時に行われ、被害者は三人組でかつ外傷は全く見られないという共通点が。一体誰が何のために?おなじみ碓氷部長刑事も広域捜査の本部にかり出された!警察、伝奇、武道、アクション・・。今野敏がこれまで書き続けたジャンルを融合した、珠玉のエンターテインメント、待望の新装改版。−裏表紙より−
シリーズ3作目。今度は半年後くらいに読めたので、碓氷についても覚えていましたが、あまり覚えておく必要はないかも?というくらい影が薄かった・・。
登場するのは比較的早めでしたが、ほぼ活躍せずでした。
2作目までは、捜査本部の考えに逆らうこともあり、自分の考えを貫くカッコいい刑事という印象でしたが、今回はただただ周りに振り回されてアタフタしているだけに見えました。上層部に振り回されているわけではないのだけが救いかもしれません。
このシリーズは、今までも現実と離れたような珍しい感じの警察物でしたが、この3作目は特にそれが強くて、霊的な物や怨念的な物が出てきて、色んな意味で非現実的でした。悪い気に支配されているとか、悪が蝕んでいるというような目に見えない状況が多く、頭の中に「?」マークが浮かびまくりでした。
この作家さんは元々そういうジャンルの話も書かれますし、武術的なことも書かれるので、自分の得意なジャンルを全部詰め込んでみた!的な雰囲気でした。
書いていて楽しかっただろうな、とは思いますが、私的にはちょっとお腹いっぱいな感じです。
<警視庁捜査一課・碓氷弘一>
「触発」
「アキハバラ」
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