2023年07月06日

原田ひ香「人生オークション」

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 原田ひ香 著
 「人生オークション」
 (講談社文庫)※電子書籍


不倫の果てに刃傷沙汰を起こして謹慎中ののり子叔母さんと、就活に失敗してアルバイトをする私。一族の厄介者の二人は叔母さんのおんぼろアパートの部屋にあふれるブランドのバッグから靴や銀食器、着物までをせっせとネットオークションにかけていく。すばる文学賞作家が描く、ゆるやかな再出発の物語。−出版社HPより−


2作収録されています。・・が、読み終わってすぐ、2作目はどんな話だったっけ?と思うくらい印象に残らない話でした。

1作目(表題作)は、私自身フリマアプリを使って、ちょっと私物を売ったりしているので、興味津々で読みました。

この主人公である、のり子叔母さんは、フリマアプリではなく、オークションの方ではあるのですが、ブランド物をたくさん持っている人はこちらの方が良さそうです。

過去に色々あって、事件にまで発展させた叔母さんですが、自分の持っているブランド物のバッグなどを手離していくうちに、心も過去を清算していくような感覚になっていきます。最後には前を向いて歩いて行けそうな感じにまでなりました。

それに影響を受けて、人生に迷っていた姪っ子も立ち直れそうです。

こういうハッピーエンドな話は読んでいて気持ちが良くて好きです。


2作目は・・・私の苦手な恋愛系だったので、さらりと読んでしまって印象に残らず。感想を書くために軽く読み返してみましたが、結末が思い出せないくらいです。

恋愛物が好きな方は面白いのかもしれません。


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タグ:原田ひ香
posted by DONA at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他
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