2023年03月03日

ジョアン・フルーク「ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ」お菓子探偵ハンナ23
 (ハーパーコリンズ mirabooks)※電子書籍


たびかさなる心配事でストレスがたまっていたハンナは、気分転換に友人の住むロサンゼルスへやってきた。穏やかな気候、にぎわう街、華やかなセレブたち・・。いつもと違う世界に感動していたハンナだったが、末の妹ミシェルから緊急の連絡が入る。なんと、妹の恋人で保安官助手のロニーが殺人事件の第一容疑者になってしまったのだという。急いでレイク・エデンに戻ったハンナは、前代未聞の事件の調査を始めるが・・。−出版社HPより−


前作の終わり方がかなり気になる状態だったので、発売後すぐに読み始めました。・・が、見事な肩透かしぶりにびっくり! まあこういうことってよくあることなのでしょうけど、前作を読み終えてから約1年間、今後のハンナの生活はどうなっていくんだろうな〜なんて考えていた時間を返して欲しい!

これでまた、マイクとノーマンの間でフラフラするというのが続いて行くのが決定しました。

ロスを失って傷心しているのは自業自得やん、って冷たく思ってしまうほど、ハンナのことはどうでもよくなってしまいました。ほんと、なんでこのシリーズ追っているんだろう。

今回は珍しく、店にはよく行っていました。何日も休みますけど、とりあえず行ってクッキーなどは焼いていました。まだそれだけマシです。最近は店にも行っていませんでしたから。店に行ってもバックヤードでひたすら焼き菓子を作っては、マイクやノーマン、妹たちに試食させて事件の調査をするばかりで、接客はしませんけど。


読み終わってそんなに時間は経っていないのに、誰が犯人だったか忘れてしまうほど、事件についてはどうでも良いというか、とにかくロニーの容疑さえ晴れれば良いという感じでした。

事件自体が珍しく、ハンナが邪魔に思っている人が被害者でなかったせいもあって、あまり印象に残らなかったのだと思います。ロニーがはめられて大変だったね、とは思いますが、ハンナにとってはあまり関係ない話って感じがして、ハンナ自身も少し距離をとっている感じでした。


そして今回もノーマンが良い人過ぎて感動。こうなると哀れですらあります。ハンナはどこまで彼を利用するのか、だんだん腹が立ってきました。とはいえまた来年も読むのでしょうが。どうやら原作はまだまだ
たくさん書かれているようで。そろそろ終わっても良いんじゃない?と思うのですが。でもまあいつでも辞められるってことはいつまでも続けられるってことですから、とりあえず日本で発売されれば読んでいくことでしょう。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」
「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」
「ウェディングケーキが待っている」
「バナナクリーム・パイが覚えていた」
「ラズベリー・デニッシュはざわめく」
「チョコレートクリーム・パイは知っている」


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